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限りなく落ちていく「よろこび」はあるのか!〜未来の産業に夢をかけるべき

限りなく落ちていく「よろこび」はあるのか!〜未来の産業に夢をかけるべき

「ギリシャに端を発するEUの経済クライシスがいまだ解決がつかない。北朝鮮では将軍様も亡くなってしまった。韓国などは厳戒態勢にあるというのに、東京・銀座を闊歩する若い女性たちの朗らかな顔といったらない。我が国ニッポンはいつからこんなに危機感のない国になってしまったのか」。 [→続きを読む]

自然災害、金融危機など、困難・試練の年の半導体業界の締め

自然災害、金融危機など、困難・試練の年の半導体業界の締め

2011年も残り僅か、史上最高のグローバル販売高を記録した2010年の余勢を駆ってスタートしたが、相次ぐ自然災害、特に我が国の大震災とそれに伴う原発事故、そしてこんどは欧州に端を発した金融危機、など困難を極める数々の要因に見舞われて、最後は下方修正、弱含みの空気が強いなかで締めを迎えている半導体業界に映ってくる。それでも2010年を若干ながら上回る販売高が通年では見込まれており、スマートフォン、タブレット、ワイヤレスそして新技術の熱気が大きく支えて、2012年につながる余韻を残している。 [→続きを読む]

半導体販売高$300 Billionの大台突破の見方の一方での下方修正模様

半導体販売高$300 Billionの大台突破の見方の一方での下方修正模様

前回、WSTS(World Semiconductor Trade Statistics)秋季予測に基づく当面の半導体業界模様に触れたが、米国SIAからその見方を支持するとともにこの10月の現実の世界半導体販売高が発表されている。自然災害、金融危機など非常事態の試練に見舞われながらも、市場が求める半導体の量は着実に増大しており、史上最高の昨年を上回って初めて$300 Billion突破の本年と見ている。一方ではここにきて下方修正のデータ発表が続いており、年末から年始、そして旧正月にかけての市場に目が離せないところである。 [→続きを読む]

2011年半導体業界模様、大台越え、高まる米国先導

2011年半導体業界模様、大台越え、高まる米国先導

本年の半導体業界データ速報値が発表されて、金融危機、大震災、洪水と揉まれ続けて多難な2011年を反映する一方、史上最高の昨年の販売高を僅かながらでも上回って$300 BILLIONの大台をこんどこそ本当に越えそうという見方になっている。このような荒波の中でこそ特に市場をリードする最先端技術や標準化などの活動が問われると感じているが、米国メーカー勢の先導ぶりが具体的なデータとして表われている。新興経済圏の反応とともに、来年にかけて当面の注目と思う。 [→続きを読む]

急激あるいはじわじわと、変化の現実、問われる実力の真価如何

急激あるいはじわじわと、変化の現実、問われる実力の真価如何

中国、インドはじめ新興経済圏の市場拡大が世界経済の中軸になっている現実の一方で、欧州の金融危機による打撃を受けて欧州向けの製品・部品輸出を行っている地域の急激な衰退の現実が伝えられている。新興経済圏の中でも仕向け先、業容による強烈な斑模様を感じさせられている。また、半導体最先端技術の世界においても、先行性を競うプレーヤー間のいろいろな切り口の濃淡の実態が垣間見えてきている。変化への即応力とともに、それを可能にする実力の真価如何がますます問われようとしている。 [→続きを読む]

復興が牽引するスマートシティ構想

復興が牽引するスマートシティ構想

3.11大地震の後、膨大な復興需要が沸いている。発表では実に19兆円にもなる。種々の報道があるが、政府が決定した復興基本方針では、当初5年間を「集中復興期間」と位置付けて19兆円を投入する。この額は第1次、第2次補正予算で手当てした計6兆円に加えて13兆円の財源を確保するものだ。 [→続きを読む]

久しぶりに触れるドイツの息吹、技術・貿易はじめ我が国との共通性

久しぶりに触れるドイツの息吹、技術・貿易はじめ我が国との共通性

展示会、セミナーなど顔を出す機会が続いた中に、ドイツの現況を紹介、産業交流を促進しようというイベントがあった。1980年代、90年代前半を中心に小生も数回訪れており、メモリ関係顧客回りの80年代の印象がなお色濃いところがあるが、東西ドイツの統一、EU統合、ユーロ発行などこのところの大きな節目は90年代以降となる。久しぶりに目に耳にする現時点の内容は、我が国と同様、技術そして貿易立国の色合いとともに、ビジネス展開上の連携・統合のますますの重みをリフレッシュして感じさせるものである。 [→続きを読む]

短期、長期交錯する見方の中、続く性能向上・微細化の進展

短期、長期交錯する見方の中、続く性能向上・微細化の進展

世界経済、自然災害と短期的には厳しい情勢がのしかかっているものの、本年の世界半導体市場は今までの蓄積から史上最高をぎりぎり更新するのでは、という見方かと思うが予断を許さない現状となっている。それを反映するようにいいのか悪いのか、本当はどうなのか、と交錯する見方に整理が難しくなる感じ方がある。そんな中、グラフィックス性能の凌ぎ合い、フラッシュメモリの微細化と、意地でも首位そして従来の展開スピードをキープしようという凌ぎ合いが健在で、常にこれまっしぐらの半導体と受け止めている。 [→続きを読む]

大規模・複雑化からくる混乱、求められる広範な切り口

大規模・複雑化からくる混乱、求められる広範な切り口

ビジネス的にも技術的にも半導体の世界の規模が膨らんできて、ごちゃ混ぜ、混乱状態になってくるのは、何回か我が身に覚えのあるところである。 20-nm台、$300 Billion規模ともなると、枝分かれ、パラメータが複雑化し、データそして先行きの読みがますます難しくなってきている。技術に留まらず世界経済、地域経済はじめ広範な切り口の理解が、ますます必要になる状況を感じている。"グローバルな協調と競争"による相互理解の展開が、一つ一つのデータ把握に欠かせなくなっている。 [→続きを読む]

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