大学は社会に役立つ研究ができるか、ソリューション研究に期待したい

光ファイバの実用化に貢献した元英ITT(International Telephone and Telegraph)のCharles K. Kao氏と、CCD(電荷結合素子)を発明した元米ベル研究所のG. Smith氏、W. Boyle氏の両名にノーベル物理学賞2009が決まったことは、極めて興味深い。ノーベル賞というアカデミアの最高峰のテーマが実用研究だったからだ。 [→続きを読む]
光ファイバの実用化に貢献した元英ITT(International Telephone and Telegraph)のCharles K. Kao氏と、CCD(電荷結合素子)を発明した元米ベル研究所のG. Smith氏、W. Boyle氏の両名にノーベル物理学賞2009が決まったことは、極めて興味深い。ノーベル賞というアカデミアの最高峰のテーマが実用研究だったからだ。 [→続きを読む]
経済不況に見舞われたこの1年はあっという間に過ぎているという感が強いが、新技術のキーワードがいつの間にやら身近に迫って、実用の域に達していることを感じるのも似たところがあると思う。本当にまだまだと思っていると、自分だけが取り残されている。そんなことのないようにグローバルな実際の姿をよく追っていかなければ、そう感じる瞬間の頻度が増している。 [→続きを読む]
半導体シリコンチップの集積度が上がり、トランジスタ数が億個単位にまで膨大になってくると、トランジスタの製造マージンをかつてのようにワーストケースで考えるわけにはいかない。マージンを広くとり過ぎると、本来は良品なのに不良品とみなしてしまうからだ。設計が複雑になるとともに製造も複雑になる。その解をどうするか。 [→続きを読む]
世界経済危機も1年を過ぎて、前年同期比という評価の意味合いをよく考えなければならないと思うが、「危機前」という見出しがもっともよく物語る基準であろうか。あの頃に一時も早く戻して勢いをつけたいという気持ちはいずこも同じということで、少しでも元気づく"伸び"の話題総尽くしを行っている。 [→続きを読む]
オランダのアイントホーフェンはかつての総合電機企業であったフィリップスの街だ。今はかなり分割された。そのフィリップスをスピンオフして設立された代表的な企業として、リソグラフィ製品の王者であるASMLがある。ASMLはこの街に拠点を構える。市内のホテルSofitel Cocagne EindhovenのバーにはASMLパラダイスビキニカクテルという名のカクテルがあった。 [→続きを読む]
「東芝のパワーデバイスに対する設備投資拡大の機運が高まっている。よほど大きなアプリケーションを見つけているのだろう。メモリーに集中してきた投資がパワーにも軸足を移しつつあるという傾向は注目に値する」(アイサプライ・ジャパン 副社長 南川明氏)。 [→続きを読む]
第三四半期の世界パソコン出荷が前年同期を上回って、IT業界のrebound感がより鮮明になってきている。インテル社の直近四半期販売高も予想以上、来る四半期も強気の読みということで、米国株式市場が大台に戻す要因になっている。まさに世界経済が待ち望む基調であるが、本当か、本物か、という見方もある。このような中、世界各地域の半導体業界に迫りくる様々な波動を追っている。 [→続きを読む]
半導体ファブの現場で働いていた頃、最大の関心事は歩留まり向上であった。歩留まり向上のためには歩留まりを抑えている直接の原因を知ることが第一のステップになる。その作業を筆者は、"Yield Loss Mechanism Identification"(歩留まりロスのメカニズム)と名付けた。この詳細はもちろん企業機密だった。 [→続きを読む]
世界各地域の半導体業界はいずこも同時不況後の盛り返しに必死であるが、米国地域は月次販売高が前年比プラスに転じたのに対し、他の地域はまだ水面下にあり、欧州が最も遅れている現状となっている。再生に向けた動き、考え方を、関連する欧州でのいくつかの動きの中に追っている。 [→続きを読む]
今、ベルギーに来ている。欧州に来るといつも考えさせられることだが、欧州企業には国という考えはもはやないようだ。グローバルなコラボは当たり前というスタンスをあちらこちらで見かける。日本は最近になって「グローバル化なしで成長なし」、を理解できるようになった。セミコンポータルはこれを加速・支援するため、10月27日に半導体エグゼクティブセミナーを開催する。テーマはやはりグローバル化だ。 [→続きを読む]
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