2010年3月29日
|長見晃の海外トピックス
高度成長の80年代、失われた10年、など10年区切りで振り返り、また将来を展望するのは、経済界の常ということかもしれない。半導体の世界も、大型メインフレームに向けてデバイス世代の更新に没頭した時代から、今や産業界のほとんどの分野に応用が及び、個人消費者、新興国、環境・エネルギーなどのキーワードを追って先を見据えなければならなくなっている。アジアの半導体最大手で、このような不確実な要因の多い環境の下、経営基盤の引き締め、拡充を図る動きである。
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2010年3月25日
|泉谷渉の視点
「いまや34品目の主要家電の70%は中国で作られている。ノートPCにいたっては、90%の生産が中国であり、これまでコアであった台湾から一気に移されてしまった。中国をキーワードにしたビジネスでなければもはや勝ち残れない。」
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2010年3月24日
|大和田敦之の日米の開発現場から
半導体利用に欠かせない電力技術の更なる見直しが進む。しかもビジネスチャンスも発生する。まず発電だが、原子力ルネサンスが見直され加速されて来た。
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2010年3月23日
|長見晃の海外トピックス
電子機器市場、あるいはエレクトロニクス市場は、最先端とvolumeというゾーン分け、そして企業向けと個人消費者という仕向け先で、大きく4つの象限でとらえることが多いこの頃という感じ方である。さらには先進国と新興国という分け方が浮かんでくるが、グローバル経済危機を経て回復基調の途上と言われる現時点であれこれ考えさせられる市場の反応である。
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2010年3月15日
|津田建二の取材手帳
今回の一連のトヨタの対応は、半導体分野から見ていて、とても違和感を持った。おそらくこの違和感こそが、海外のメディアが「トヨタたたき」として日本人の眼に映っているものではないだろうか。もちろん、同じ日本人としてトヨタにもっと頑張ってもらいたいと思う気持ちは同じなのだが。
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2010年3月15日
|長見晃の海外トピックス
半導体製造装置業界の販売高実績、今年に入ってからの各社業績が発表されてきて、それぞれ昨年の落ち込み、前年同期比増加率から、2008年後半からの経済危機がもたらした爪痕というものを改めて感じている。他地域に比べた日本市場の縮小幅と回復の遅れが、半導体販売高と同様に目立っているところが見られる。我が国ならではの新しい魅力ある製品・サービスによる市場開拓・拡大が、本当に待たれる現時点であると思う。
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2010年3月 8日
|長見晃の海外トピックス
今年の出だし、1月の世界半導体販売高が米SIAから発表され、前月の昨年12月からは微増、そして経済危機の影響で底に喘いだ昨年1月からは50%近い増加率となっている。これを今後に向けてどう読むか、今年、2010年の伸び率に大きな幅のある予測の見方を呼んでいる。
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2010年3月 4日
|泉谷渉の視点
「半導体産業はまさに一気V字回復の機運が高まった。設備投資も前年度比倍増以上の勢いで伸びるだろう。しかしながら問題は、製造装置が全く足りないことだ。9月頃になれば一大パニックが起きるかもしれない。」
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2010年3月 1日
|長見晃の海外トピックス
新型メモリ、今後の超微細化リソグラフィそして450-mmウェーハ、と最先端半導体技術に立ち塞がる壁を取り除いていく着実な努力、前進というものを日々の業界、学会記事などで自分なりに感じ取っている。さらには全く新しい革新、イノベーション技術が目に入ると、将来の市場応用分野を切り開く芽の一つとして開花に向かうよう、厳しい環境を経てきている今だからこそ、特に願うことである。
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2010年2月22日
|津田建二の取材手帳
今回はプリンテッドエレクトロニクスというテーマで英国を回り、最後にやはりデバイスの主流であるシリコン半導体開発拠点のブリストルを訪れた。まず日曜日にロンドンに到着、官公庁取材の後、ウェールズ州にあるスワンジー(白鳥の海Swanseaの意味)を訪れた。駅名や空港名が二つの言葉で書かれてあり、英国のビジネス・イノベーション・技能省 (日本の経産省相当)傘下のKTN(Knowledge Transfer Network)のニック(Nick)さんに聞いてみるとウェールズ語だという。
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