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産業分析

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ICパッケージのダイ同士の配線を標準化する団体UCIeが始動

ICパッケージのダイ同士の配線を標準化する団体UCIeが始動

半導体パッケージ内で複数のチップレットを接続して、広いバンド幅や短い遅延、低い消費電力などを実現するための標準化団体UCIe(Universal Chiplet Interconnect Express)が発足した。加入企業にはTSMC、ASE、AMD、Intel、Arm、Google Cloud、Meta(旧Facebook)、Microsoft、Qualcomm、Samsung。ダイ間の配線を標準化し、異なる半導体メーカーからのIPやチップレットを集積し独自のSoCを設計できるようにする。 [→続きを読む]

絶好調AMDの秘策は、サプライチェーンの強化だった

絶好調AMDの秘策は、サプライチェーンの強化だった

主要半導体メーカーが2021年第4四半期(10〜12月期)の決算を発表した。それによると、AMDが前年同期比49%増、Samsungは同43%増と好調な企業が多い。半導体企業によるが、一般に第4四半期は季節的に好調であり、次の翌年第1四半期には売上額が落ちるのが通例であるが、各社の第1四半期見通しは第4四半期並みの企業が多い。 [→続きを読む]

IoTで802.15.4もWi-Fiも互いに近づく新無線規格MatterとHalow(2)

IoTで802.15.4もWi-Fiも互いに近づく新無線規格MatterとHalow(2)

これまでの常識では、Wi-Fiはデータレートが速いが、到達距離は短かった。コーヒーショップや自宅、オフィス、公共の場などで高速性を利用して使われていたが、逆にデータ速度の遅いIoTには向かなかった。そこでIoTにも使えるようにするという規格がWi-Fi Halowであり、このほど認定を与えるWi-Fi Certified Halowプログラムが生まれた。 [→続きを読む]

IoTで802.15.4もWi-Fiも互いに近づく新無線規格MatterとHalow(1)

IoTで802.15.4もWi-Fiも互いに近づく新無線規格MatterとHalow(1)

高速だが到達距離の短いWi-Fiが低速ながら1kmという到達距離を達成できるWi-Fi Halowが登場する一方で、低速でも大量のデバイスとつなげるZigBeeのようなメッシュネットワーク規格802.15.4が、Wi-FiやEthernet、Bluetooth LE(Low Energy)とも通信できるようにするIPベースのプロトコルMatterの具体例がCES 2022で登場した。今回はMatterの具体例を紹介する。 [→続きを読む]

大きく変容するセミコンジャパン2021ハイブリッド

大きく変容するセミコンジャパン2021ハイブリッド

セミコンジャパン(図1)が大きく変わりつつある。元々は、半導体製造装置や半導体製造に必要な材料を展示するイベントであり、半導体メーカーの製造エンジニアやそのマネージャーなどが顧客であった。それもジャパンというからには日本の顧客がメインであった。ここ十年くらいは顧客、サプライヤーを含め海外からの来場者が多かった。 [→続きを読む]

メタバースに欠かせない半導体が明確になりつつある

メタバースに欠かせない半導体が明確になりつつある

メタバース(Meta-verse)という言葉に見合った半導体開発が始まった。メタとは日本語の「超」、バースは宇宙(Universe)から取った言葉であり、メタバースはその合成語である。メタバースは、AR(拡張現実)/VR(仮想現実)などのグラフィックスを用いてもっと没入(immersive)体験ができる次世代のインターネット応用だと言われている。メタバース用半導体とは何か。 [→続きを読む]

将来の省人化・人口減少に備えてドローン開発を進めるスタートアップACSL

将来の省人化・人口減少に備えてドローン開発を進めるスタートアップACSL

ドローンが産業向けに着実に成長し始めている。クルマや人に代わる物流での運送や、鉄塔のような巨大なインフラ設備の点検など、人手では困難な産業用途の作業にドローンを活かすことができる。千葉大学発のスタートアップとしてドローン企業を創業したACSL社は、本格的にドローンビジネスを展開し始めた。2016年7月に同社に入り、現在は代表取締役社長兼COO(最高執行責任者)である鷲谷聡之氏が目指す、ドローンの将来を聞いた。 [→続きを読む]

Samsungのファウンドリ戦略第1弾、米国に第2工場新設

Samsungのファウンドリ戦略第1弾、米国に第2工場新設

Samsung Electronicsが米国テキサス州オースチン郊外のテイラー市に170億ドルをかけて、ファウンドリビジネス用の新工場を建設することを発表したが、同社はオースチンに最初のファウンドリ工場をすでに設置している。同社がこの発表前に明らかにした今後のファウンドリ戦略は日本の半導体工場にとって参考になりそうだ。 [→続きを読む]

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