2021年12月 7日
|各月のトップ5
2021年11月に最もよく読まれた記事は、「先端プロセス活用し独自開発の半導体でライバルに差をつける時代に日本は?」であった。これはブロガーの服部毅氏がAppleの最新プロセッサM1 Maxは5nmプロセスノードで作られており、世界が次の3nmノードへ動き出していることを伝えたレポートである。プロセスノードだけではなく、FOWLPや2.5D、3D構造がいよいよ本格的に採用されている実情も捉えている。
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2021年12月 6日
|週間ニュース分析
日産自動車が2026年度までに電気自動車(EV)の新車開発に2兆円を投資すると発表した。このニュースは世界中を駆け巡り、EV開発への関心は高まっている。EV化は、これまでの欧州中心から米国でもスタートアップが続出しており、世界の自動車産業はEV化へまっしぐらに進んでいる。EVを前提とした自動運転車のスタートアップへの投資もうなぎ上りだ。
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2021年12月 3日
|市場分析
2021年10月における北米製、日本製の半導体製造装置はいずれも前年同期比40%増を超える大きな成長率を示した。北米製の装置は同41.2%増の37億4,160万ドル、日本製は同49.1%増の2719億400万円と順調に成長した。直近で見ると前月比で北米製が同0.6%増、日本製は2.0%減とほぼ横ばいといえそうな状況になっている。
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2021年12月 1日
|会議報告(プレビュー)
ISSCC(International Solid-State Circuits Conference) 2022の概要が決まった。会議全体のテーマは「持続可能な社会に向けたインテリジェントな半導体」である。半導体業界では当たり前の低消費電力化は、サステイナブル社会実現のカギとなる。低消費電力化は、単なるモバイル応用からコンピューティング、AI、アナログ設計、通信、環境測定へと広がり、新技術は環境負荷を減らすために向けられる。
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2021年11月30日
|市場分析
2021年の世界半導体市場は前年比25.6%成長の5529億6100万ドル(約60兆円)になりそうだ、とWSTS(世界半導体市場統計)が発表した。成長率の最も小さい日本市場でさえ19.5%成長としている。2020年から継続して成長し、ワクチン接種で経済活動が再開したためとWSTSは見ている。この予測はWSTS加盟各社の9月までの数字を元に作成された。
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2021年11月29日
|週間ニュース分析
世界の半導体企業は相変わらず活発に動いている。台湾では2021年半導体生産額が約17兆円と過去最高に達する見通しとなり、韓国のSamsungはテキサス州に2番目の工場を設立すると発表し、Appleは5Gモデムまでも自主開発する。日本政府の姿勢も変わりつつある。5G通信の投資に2年間の減税措置を盛り込む。
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2021年11月26日
|産業分析
Samsung Electronicsが米国テキサス州オースチン郊外のテイラー市に170億ドルをかけて、ファウンドリビジネス用の新工場を建設することを発表したが、同社はオースチンに最初のファウンドリ工場をすでに設置している。同社がこの発表前に明らかにした今後のファウンドリ戦略は日本の半導体工場にとって参考になりそうだ。
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2021年11月25日
|技術分析(半導体製品)
同じFPGAメーカーでも狙うべき応用によって、半導体への要求と、導入するソフトウエアが全く違う。最近発表のあった3メーカーの新製品が対照的だ。XilinxはハイエンドのHPCやスーパーコンピュータのような高速演算を狙い、Lattice SemiconductorはエッジAIを狙う。国内でもルネサスは、買収したDialogのもつ小規模FPGAビジネスを開始する。
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2021年11月24日
|市場分析
半導体供給不足は後工程でも同様だが、旺盛な需要により大手OSAT10社は各社工夫を凝らし業績を伸ばした。2021年第3四半期におけるOSAT(Outsourced Semiconductor Assembly and Test)トップ10社の合計売上額は、前年同期比31.6%増の88億9000万ドルに達した。これは台湾系の市場調査会社TrendForceが発表したもの。
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2021年11月24日
|市場分析
2021年の世界半導体は空前の伸びを示すことが予想されている。前年からの成長率の上位25社半導体メーカーランキングを市場調査会社のIC Insightsが発表した。これによると、2021年に最も大きな伸びを示すと見込まれるのがAMDの65%成長で、その次がMediaTekの60%成長、第3位がNvidiaの54%成長、4位のQualcomm(51%成長)までが50%以上の伸びを示した(表1)。
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