2次元パターンを直線状に変換するTela社の設計技術

配線パターンが露光する光の波長(193nm)よりもはるかに短くなると、光がマスクパターンの隙間に入っていかなくなるため、設計通りのパターンを作ってもその通りに描写されない。極端に難しいのは長さの短い十文字のパターンだ。もはやこのようなパターンは45nmでは不可能に近い。 [→続きを読む]
配線パターンが露光する光の波長(193nm)よりもはるかに短くなると、光がマスクパターンの隙間に入っていかなくなるため、設計通りのパターンを作ってもその通りに描写されない。極端に難しいのは長さの短い十文字のパターンだ。もはやこのようなパターンは45nmでは不可能に近い。 [→続きを読む]
65nm、45nmへと微細化が進むにつれ、LSIの物理層設計、特に配線設計が重要になってくる。配線の細りや断線を起こさないようにするためのプレッシャーは極めて高くなってくる。Globalpress Connections社主催のElectronics Summit 2008の基調講演で述べた、Mentor GraphicsのCEOであるWalter Rhines氏は、ESL(electronic system level)ツールの将来性は買うものの、緊急の課題は配線のマルチコーナー問題だと述べた。 [→続きを読む]
旧日立製作所の専務取締役であった牧本次生氏が提唱する、Makimoto’s Waveによると、次の10年は専用化の時代になる。Makimoto’s Waveとは、専用製品と標準(汎用)製品が10年周期で切り替わるという、牧本氏が提唱したサイクルの法則である。次の10年を乗り越える手法について2つの見方が出てきた。これは、Globalpress Connection社が主催するElectronics Summit 2008でXilinxとeASICの両CEOがMakimoto’s Waveを引用し述べたもの。 [→続きを読む]
「エレクトロニクス・イノベーションのエコシステムができている代表的な地域は、ケンブリッジとブリストル地域だろう」とBERR Deputy DirectorのTim Goodship氏はみる。ともに大学があり、ベンチャーが集う街になっている。両地域とも、新しいベンチャービジネスが芽生えている。この二つの地域では大学発ベンチャーを生み、育て、世界企業と対等に競争できる企業へと向かわせよう、という目的意識を持って、これからのベンチャーに競争力を持たせるように育成している。それだけではない。 [→続きを読む]
イノベーティブな技術を持つベンチャー企業を紹介してきた。どの半導体チップも世界中の競合製品と比べると、性能、機能、価格などの点できらりと光るものがある。こういったイノベーティブな企業は英国でしか生まれないのだろうか。いや、決してそのようなことはない。英国は、イノベーティブな技術を持つベンチャー企業を生み、育成する仕組みを導入したからこそ、できるようになった。官民を挙げて、民間企業が自由に参入し、世界のメーカーと競争できる仕組み、すなわちサッチャー改革を継続してきたことがそのカギとなっている。 [→続きを読む]
古くて新しいビジネスとして電源IC、最近ではパワーマネジメントICと呼ばれる分野にも新規のベンチャーが挑戦している。もちろん、このような確立した分野では生半可な技術を持っていてもベンチャーとしてはやっていけないため、従来のスイッチング電源よりも安く、しかもノイズを出さず、効率もシリーズ電源よりも高いという、「いいとこどり」の電源レギュレータ、AC-DCコンバータをケンブリッジのベンチャー、CamSemi社が開発した。 [→続きを読む]
半導体製造装置のB/Bレシオが再び下降曲線を描き始めた。2月時点でのB/Bレシオ(販売額に対する受注額の比)が0.85と前々回の0.99、0.91から下降傾向がはっきりしてきた。当初の見通しのとおり、今年の製造装置市場は気を引き締めてかかる必要がある。 [→続きを読む]
ディスプレイモニターやプロジェクタと、パソコンを従来のRGBコネクタではなく、ごく一般的なUSBコネクタでつなげられるようなUSBアダプタ(写真11)が街で手に入るようになってきた。このUSB-RGB変換アダプタの心臓部にある半導体チップは、英国ケンブリッジに拠点を置く創立5年目ベンチャー、Display Link社が設計したものであることを知っている人はどれほどいるだろうか。 [→続きを読む]
大学発ベンチャーとして苦労しながら、当初の志を全うしようとしているファブレス半導体メーカーがある。2000年創立の若いToumaz Technology社は、ロンドン大学インペリアルカレッジをスピンアウトして出来た会社だ。これからの医療向け半導体チップを開発する。ロンドンの西北オクスフォードに近いAbingdonに位置し、スタッフはわずか35名、そのうちエンジニアは25名という技術志向の企業である。 [→続きを読む]
ロンドンとバースを結ぶ三角形の頂点あたりにサエンセスタ(Cirencester)という街がある。ここも、2000年ほど前、ローマ人に支配されており、城壁に囲まれた街だった、とInnovision Research & Technology社のCEO David Wollen氏は言う。同氏はRFID(radio frequency identification)を中心としたNFC(短距離通信)半導体ファブレスおよびIP企業のトップである。RFIDはすでに切符の改札や、フェリカカードなどに使われてきた実績があるが、今第2世代に向かっている。古い技術を元に新しい技術へと移り変わろうとしている。 [→続きを読む]
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