2020年2月 4日
|各月のトップ5
第1位「Gartnerが2019年世界半導体ランキングを発表、1位はやはりIntel」は、米市場調査会社のGartnerが調べた2019年の世界半導体トップ10社ランキングを報じたもの。1位はIntelが戻した。ランキングは調査会社によって若干異なるが、Garnerの調査にはファウンドリを含んでいない。半導体市場はファブレス、IDMの販売額で決まり、ファウンドリの売上額を加えると、各社の合計額はダブルカウントになってしまうためだ。
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2020年2月 3日
|週間ニュース分析
今年の景気は悪くないといわれているが、今や全半導体販売額の3割にも達していたメモリの動向がある意味、景気の指数となってきた。このほどメモリのトップ3社であるSamsung、SK Hynix、Micron Technologyの最新決算レポートが揃った。韓国2社はカレンダー年と同じ四半期(10~12月)だが、Micronは異なる四半期(9~11月)となっている。
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2020年1月31日
|市場分析
世界の半導体市場は、WSTS(世界半導体市場統計)の11月におけるデータからも間違いなく回復基調を示している。この2カ月前の前年同月比および前年同月差で見てもわかる(図1)。2019年6月が底だった。メモリの回復と単価の推移が半導体市場をプラス成長へ押し上げている。
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2020年1月30日
|技術分析(半導体製品)
日本にも誕生したファブレス半導体ベンチャーがAIチップを作るようになってきた。福岡市に本社を置くファブレス半導体のTRIPLE-1は、学習させることを狙ったAIチップ「GOKU」を開発中だ(図1)。最先端の5nmプロセスを使うAIチップに集積するコアの開発をこのほど明らかにした。
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2020年1月28日
|技術分析(半導体応用)
79GHzレーダーが4GHz帯域となり、60GHzレーダーが7GHz帯域と広がると共に、MIMOアンテナを使って空間分解能を上げようという技術(図1)が第12回オートモーティブワールドで活発になっている。レーダー波の反射により、物体までの距離、水平・垂直の方位、さらにはドップラー技術で物体の速度まで計測できるようになる。
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2020年1月27日
|週間ニュース分析
半導体ビジネスは、経営者次第で発展も衰退もありうる。2019年の半導体市場は12.8%減のマイナス成長とWSTSは見積っているが、IntelやASMLはプラス成長だったという発表が先週あった。パソコン市場が毎年縮小していく中でIntelは得意なCPUを生かして市場を広げ、ASMLは1兆4000億円を超す売上額を計上した。
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2020年1月24日
|市場分析
2019年12月の日本製半導体製造装置市場は、久々に前年同月比を上回った。北米製半導体製造装置はそれより一足先の10月に上回っている。日本製製造装置の販売額が前年同月比5.9%増の1779億6700万円、北米製のそれは同17.8%増の24億9170万ドル。半導体製造装置市場は、成長曲線に乗ったといえそうだ。
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2020年1月24日
|産業分析
米国のAudiと半導体のQualcomm、そしてバージニア州運輸局が共同で、2020年第3四半期にコネクテッドカーのC-V2X(cellular vehicle-to-everything)安全性を実証実験する。C- V2Xは、米国での毎年3万6000人もの交通事故死を劇的に減らす技術として期待が大きい。この実験は5Gにもつながることを意識して定められた。
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2020年1月23日
|市場分析
2020年の半導体市場は回復基調で進んでいることは間違いなく、どの調査会社でもプラス成長を見込んでいる。半導体市場をけん引するのはやはりIT分野であり、コンピューティングデバイスからソフトウエア、通信サービスを全て合計すると、前年比3.4%増の3兆8650億ドル(約420兆円)になるとGartnerは予想している(参考資料1)。
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2020年1月22日
|産業分析
第12回オートモーティブワールドの最大のトピックスは既報したが(参考資料1)、クルマに参入する企業が極めて増えており、「なぜこの企業が?」といった例をいくつか紹介しよう。まずはMicrosoft、次に計測器のKeysightを紹介する。そして半導体のXilinxも新規参入に近い。それぞれ合理的な参入理由がある。
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