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長見晃の海外トピックス

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人工知能、自動運転に向けたプロセッサはじめ半導体開発白熱化

人工知能、自動運転に向けたプロセッサはじめ半導体開発白熱化

スマートフォンの伸びが減速するなか、新技術、新市場への戦略的な切り換え重点化が図られている現下の半導体業界であるが、人工知能、自動運転はじめ具体的なターゲットに向けたプロセッサ、センサなど半導体開発の打ち上げが相次いでいる。数年前になるか、クイズ番組のチャンピオンを破ったIBMのWatsonシステムが登場、つい最近、囲碁の韓国のチャンピオンをGoogleのAlphaGoシステムが負かしたばかり、人工知能(AI)の高度化急成長ぶりが、完全な自動運転車に向けた各社、各陣営の活発な取り組み、先陣争いとともに、当面目が離せないところとなっている。 [→続きを読む]

Moore's Law後のcomputing加速継続に向けたロードマップの取り組み

Moore's Law後のcomputing加速継続に向けたロードマップの取り組み

前回の≪市場実態PickUp≫にて、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers:米国電気電子学会[米国電気電子技術者協会])のもと新たにスタートする【国際デバイス&システムロードマップ】を取り上げたが、米国SIA(Semiconductor Industry Association)がまとめたNational Technology Roadmap for Semiconductorsを目にしたのが1990年代の前半と記憶している。90年代後半から国際半導体技術ロードマップ(International Technology Roadmap for Semiconductors:ITRS)として続いてきた経緯であるが、止められないcomputing性能向上を追及して引き続く取り組みに以下改めて注目しているところである。 [→続きを読む]

3月の世界半導体販売高が5か月ぶり前月比増、一方、今後に備える動き

3月の世界半導体販売高が5か月ぶり前月比増、一方、今後に備える動き

米Semiconductor Industry Association(SIA)より月次の世界半導体販売高が発表され、この3月について$26.09 billionで前月比0.3%増、前年同月比5.8%減となっており、第一四半期、すなわち1-3月累計が$78.3 billion、前四半期比5.5%減、前年同期比5.8%減と表わされている。前々週のインテルの人員削減と戦略転換、前週のアップルiPhone初の減少と、市場の大きな節目の動きが続く中、今週もインテルがモバイルSoC事業から撤退していく相次ぐ再構築の動きとなっている。今年後半にはモバイル機器の盛り返しを期待する備えと新市場への重点傾斜が並行していく現況が見えてきている。 [→続きを読む]

アップル13年ぶり減収、iPhone初の減少、加速する基軸の転換

アップル13年ぶり減収、iPhone初の減少、加速する基軸の転換

パソコンの低迷を受けてインテルから人員削減、新分野への舵の切り換え加速が打ち出されたばかりのところに、モバイル機器を引っ張るアップルから13年ぶり減収、そしてiPhone初の減少という2016年1〜3月期連結決算が発表されて、中国はじめ新興経済圏の減速あるいは不透明感の中、業界および各社から事業戦略の基軸をリスク回避に向けて転換、あるいは補強する動きが相次いでいる。明らかになった大きな市場の転換点の発表直後でまだ序章に過ぎず、経済状況を踏まえた今後の推移に注目を要するところである。 [→続きを読む]

パソコン不振&スマホ鈍化の渦中、インテルの新分野軸足移行加速

パソコン不振&スマホ鈍化の渦中、インテルの新分野軸足移行加速

パソコン市場が減少、スマホはじめモバイル機器市場の伸びが減速する中、IoT(Internet of Things)はじめ次の市場の牽引役への注目と期待が高まらざるを得ない現在の環境であるが、半導体最大手、インテルが、大きくパソコンからIoTに事業の軸足を移行する機敏な動きを打ち出している。4月に入って早々、トップ人事の異動が注目を引いたばかりであるが、すぐに続いてこれから今年中にかけて最大1万2000人を削減するとしている。「今こそ戦略的な方向にとことん取り組むべきとき」と言う同社CEO、Brian Krzanich氏が引っ張る今後の展開に集まる注目である。 [→続きを読む]

次の市場driverの期待、IoTへの取り組み、突きつけられる課題

次の市場driverの期待、IoTへの取り組み、突きつけられる課題

世界経済が減速、半導体販売高も前年比割れのデータが続く現状、次の市場牽引役の実質的な登場を期待する雰囲気が一層高まってきている。中でもモノのインターネット、IoT(Internet of Things)が、consumer、産業そして自動車用など広範なアプリが考えられ、ネット接続の通信手段を巡って3つの陣営が標準化に向けて凌ぎを削っている。何が中軸になるのか、広すぎて捉え難さを感じるところもあるが、様々な切り口での現下のIoTへの取り組み、そして一方で浮上してくる課題に関連する内容に以下注目している。 [→続きを読む]

昨年から続く市場減少、2月半導体販売高と2015年最終データ

昨年から続く市場減少、2月半導体販売高と2015年最終データ

米国Semiconductor Industry Association(SIA)から月次世界半導体販売高、今回はこの2月分が発表されているとともに、昨年、2015年の半導体業界の各種データの最終結果が示されている。2月の世界半導体販売高は$26.0 billionで前月比3.2%減、前年同月比6.2%減と、昨年の特に後半からの減少傾向が続いている。改めて見る2015年の世界半導体売上げの最終データは、それぞれの見方があるが、Gartner社2.3%減、IHS社2%減となっている。世界経済減速基調が続くなか、中核のモバイル機器に加えて新市場、新技術への注目、そして期待が一層高まっていくところがある。 [→続きを読む]

中国での半導体生産の本格的始動、TSMCの300mm Fab、湖北省、・・

中国での半導体生産の本格的始動、TSMCの300mm Fab、湖北省、・・

中国経済の伸びの鈍化で世界の半導体市場も低迷傾向が見られる現時点であるが、その中国で半導体生産を新たに立ち上げる動きがいくつかあらわれてきている。最も注目されるのは、台湾のファウンドリー世界最大手、TSMCの中国における同社初の300-mm fab計画について南京の政府との合意に達していることである。2018年後半に16-nmプロセスを立ち上げる予定となっており、最先端のバランスの舵取りに注目である。他に、湖北省武漢でのメモリ製品R&Dプロジェクト、米Micronと台湾PTIの西安の合弁fabなど、それぞれの段階、意味合いはあるが、今後の展開に注目するところである。 [→続きを読む]

今後の方向、あり方の模索 …急速な変化の中でのアプローチ

今後の方向、あり方の模索 …急速な変化の中でのアプローチ

世界経済の減速のなか、半導体の世界でも新市場、新技術の展開を求めて、今後の方向性を模索する動きが高まってきている。半導体業界をずっと引っ張ってきているインテルのMoore則も停滞してきて、'Tick-Tock'2年の周期から3年スパンのProcess-Architecture-Optimizationへの移行が打ち出されている。韓国ではSamsungが企業文化を改革、startupとして革新を図っていく宣言を行う一方、中国ではそのSamsung追撃を狙って3D NANDフラッシュ製品に向けたメモリfabの起工が行われようとしている。 [→続きを読む]

7-nmを目指すTSMCはじめ最先端の取り組み、連携、ロードマップ

7-nmを目指すTSMCはじめ最先端の取り組み、連携、ロードマップ

半導体市場の最先端を引っ張る微細化が、一桁nanometerを目指す世代を迎えている。TSMC Technology Symposium for North America(3月15日:San Jose Convention Center)では、向こう2年にわたって10-nmおよび7-nmノードを展開するロードマップがプレゼンされているのをはじめ、ベルギーのR&D機関、imecでは7-nm以降に向けたクリーンルームの増設が行われている。具体的な製品開発に向けて特に設計との連携が見られており、競合各社の取り組みを見比べながら、互いの凌ぎあいに注目である。 [→続きを読む]

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