2008年4月 4日
|鴨志田元孝の技術つれづれ
米国のオルバニーナノテクは2001年(注1)にニューヨーク州政府が主導しニューヨーク州立大学オルバニー校ナノスケール理工学部を中核として結成されたナノエレクトロニクス研究開発のための産官学連携コンソーシアムである。その後、発展的にここを母体としてナノスケール理工学カレッジ(CNSE)が創設され(注1)、ニューヨーク州の5つの「卓越した研究拠点」、即ち「センター・オブ・エクセレンス」の1つに選定されて成長し、今や半導体クラスターの成功例と報告2)されるに至っている。ここでは知事の予算教書と合わせてその成果を考えてみたい。
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2008年3月25日
|大和田敦之の日米の開発現場から
PV市場が熱くなって来た。PVはフォトボルタイック(Photovoltaic)という英語の省略形である。別の言い方ではソーラーバッテリーあるいは太陽電池ともいう。最近、PVが新たに舞台の中央に登場して来たのはグリッドパリティが視野に入ったためだといえよう。
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2008年3月12日
|大和田敦之の日米の開発現場から
いかなる企業であっても顧客を探し売り上げを計上しなくてはならない。従って顧客とのコミュニケーションが必要だ。顧客がどんな心理で製品を買い求めるかは永遠のテーマである。よってこのテーマを導くトレンド、即ち市場の潮流を見極める力が企業の経営者に必須になる。
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2008年3月 4日
|湯之上隆の視点
同志社大学 ITEC研究センター COEフェロー
長岡技術科学大学 極限センター 客員教授 湯之上隆
人類には半導体集積回路は必要
現在、人類の文化的な生活には、半導体集積回路(以下ICと略す)が欠かせない。パソコン、携帯電話、各種デジタル家電、クルマ、更には、ライフラインや公共交通網の制御・管理など、ありとあらゆる所にICが使われている。また、米国や日本などの先進国10億人だけでなく、BRICsやVISTA(ベトナム、インドネシア、南アフリカ共和国、トルコ、アルゼンチン)など経済発展を遂げつつある発展途上国にも、ICが必要である。したがって、今後、ICの需要は決して減ることはないといえる。
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2008年2月20日
|大和田敦之の日米の開発現場から
フルハイビジョンが見られる High Definition TV、次世代DVDフォーマットの戦いに優劣が見えて来た。この争いは東芝をリーダーとするHD-DVD陣営とソニーを旗頭にするブルーレイ陣営の両日本勢が世界を舞台に闘って来たいくさである。
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2008年2月 1日
|大和田敦之の日米の開発現場から
私は今、半導体デバイスのトレーサビリティの世界標準を仲間と作り上げようとしている。トレーサビリティの要は Identification であって略語でIDと書くことが多い。トレーサビリティはヒトやモノを見えない絆で唯一無二のIDと結び付ける仕掛けである。
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2008年1月17日
|禿節史のデザインフィロソフィ
2007年秋から年末にかけてFPD(注1)を取り巻く状況が急速に動き始め、一つの大きな潮流が見え始めた。この機会に筆者なりの見方を二回に分けてまとめてみた。今回がその二回目である。
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2008年1月11日
|禿節史のデザインフィロソフィ
2007年の秋から年末にかけてFPD(注1)を取り巻く状況が急速に動き始め、大きな潮流が見え始めた。この機会に筆者なりの見方を2回に分けてまとめてみる。
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2008年1月 7日
|湯之上隆の視点
同志社大学 ITEC研究センター COEフェロー
長岡技術科学大学 極限センター 客員教授 湯之上隆
2007年末、薄型テレビのニュースが相次いだ。注目は有機EL。11月末にソニーが世界初の有機ELテレビ「XEL-1」を発売した(注1)。続いて、年末、にサムスンSDIが31型の有機ELパネルを開発したと発表した(注2)。
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2007年12月27日
|大和田敦之の日米の開発現場から
前編では中村修二の青色LEDの発明に関して述べた。そして、半導体技術で日本人が 世界的な貢献をした例は他にも存在する。1958年にエサキダイオードを発明した江崎玲於奈と1984年にフラッシュメモリーを発明した舛岡富士雄だ。
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