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グローバル経済の絶え間ない変化、動態バランスをどうとるか

グローバル経済の絶え間ない変化、動態バランスをどうとるか

グローバル経済を映し出す鏡の一つという感じ方がますます強くなっている半導体・デバイス業界である。世界経済フォーラムがこのほど発表した2010年版グローバル競争力レポートから、上記のタイトル表現をとっているが、まさに日々、刻々活動・変動しているグローバル経済をどう捉えて、半導体・デバイス市場で需給、マーケティング、製品開発などの舵をとっていくか、世界一体となって取り組む規模というものを改めて考えている。 [→続きを読む]

強気の見方の一方で下方修正が色濃く混じる市場の空気

強気の見方の一方で下方修正が色濃く混じる市場の空気

米SIAから7月の世界半導体販売高が発表されたが、前月比の伸びは鈍化しているものの5ヶ月連続の過去最高の販売高となっており、今年の年間販売高見込みを28.4%増の$290.5Bに据え置いている。一方では、パソコン販売の鈍化の兆し、supply chainでの原材料のだぶつき、といった懸念材料から、今後の市場を慎重に見る空気が強まってきている。Appleからの新製品発表、Intelの買収攻勢など、今後の市場への波紋、波動に注目と思う。 [→続きを読む]

地熱発電も再生可能エネルギー〜国内企業に大きなチャンス

地熱発電も再生可能エネルギー〜国内企業に大きなチャンス

日本人の宇宙飛行士や山での遭難者が帰還したときに、今何をしたいですかと問われ、必ずといっていいほどに答えることが「とにかくゆっくりと風呂に入りたい」なのだ。長い緊張感から解き放たれた人が望む幸福論のほとんどが「温泉に浸かってゆっくりと療養したい」ということであり、温泉立国ニッポンをまさに象徴している。 [→続きを読む]

驚かされる変貌ぶり、燃え盛るアジア諸国の経済

驚かされる変貌ぶり、燃え盛るアジア諸国の経済

中国にばかりどうしても目が行きがちになるこのところであるが、FTA(自由貿易協定)の運用が本格化して、タイの貿易の大変な活況ぶりに気づかされている。ASEAN諸国でも、中国と同様に経済回復を製造だけで支えるのではなく、消費する市場の方の拡大もすぐに伴なってきたという受け止めである。欧州でも、輸出を引っ張るドイツの経済拡大が目立っており、市場に向けたものづくりの基本的意味合いを改めて考えるところである。 [→続きを読む]

パワーエレクトロニクスの全貌と成長市場をこの目で見るセミナーを開催

パワーエレクトロニクスの全貌と成長市場をこの目で見るセミナーを開催

季節としては残暑なのに、猛暑が続いている。テレビ報道によると、この猛暑でビールをはじめとしてエアコン、扇風機などが売れたそうだ。さらに三菱電機のパワー半導体が通常の2倍の売れ行きを見せていることがテレビで伝えられた。パワー半導体の話題がテレビに上るとは思いもよらなかった。パワー半導体は今やパワーエレクトロニクスのキモとなっている。 [→続きを読む]

如何に個人消費者の気を引いて購買意欲を焚きつけるか

如何に個人消費者の気を引いて購買意欲を焚きつけるか

第二四半期の我が国のGDPが発表され、プラス成長は維持したものの大幅に縮小するとともに名目GDPが中国を下回っている現時点である。消費者心理を大きく反映する対比であろうが、我が国内では価格の安さ、非常に魅力的な利便性のある商品のみが売れるのに対して、中国から我が国を訪れる観光客の凄まじい消費パワーが発揮されているとのことである。半導体とて、個人消費者の販売高に対する比率、影響力が圧倒的になっており、応用商品の魅力をユーザとともに最大限に高めていく努力が一層必須に感じている。 [→続きを読む]

ローマは一日にして成らず

ローマは一日にして成らず

塩野七生氏(注1)といえば、古代ローマを描く『ローマ人の物語』15巻(新潮社)を15年間かけて書き上げた人物として知られている。彼女の「文藝春秋」巻頭随筆が二冊の新書(注2)になって最近出版された。古代ローマ人を15年間も見続け、ローマでの生活が40年間にもなる彼女の目から見た日本人に向けた随筆である。 [→続きを読む]

変遷する半導体製造ビジネスモデル〜ブルーオーシャン戦略が成功を導いた

変遷する半導体製造ビジネスモデル〜ブルーオーシャン戦略が成功を導いた

設備投資額が巨大なインテル、サムスン電子そしてTSMCをメガメジャーという呼び方をして論じるケースが最近出てきた。確かに報道によると上記3社は48〜50億ドルの投資を2010年に敢行するとしている。ただし、筆者が若いころ半導体技術を楽しく学んだ東芝も健全な発展を遂げていると言うべきだろう。 [→続きを読む]

一気に噴き出してくる世界景気、半導体市場の鈍化懸念

一気に噴き出してくる世界景気、半導体市場の鈍化懸念

前回の本欄で、3ヶ月連続過去最高となった米SIAから発表の世界半導体販売高を取り上げ、先行き懸念の念押しがあって予断は許されないと表したばかりであるが、早速のこと、世界景気の減速、引いては半導体市場の鈍化につながる経済指標、貿易統計が発表され、為替市場が連鎖的に反応して、一気に慎重な市場気分が高まっている。エレクトロニクス製品分野別でも、ここにきての鈍化の報が相次いでいる感がある。 [→続きを読む]

台湾、日本どこで作っても差は5%のみ、エルピーダが低コスト技術を証明

台湾、日本どこで作っても差は5%のみ、エルピーダが低コスト技術を証明

日本の弱点である、低コスト技術について、ようやく本気で取り組むところが出てきた。エルピーダメモリが台湾レックスチップ社工場での低コストプロセスをそのまま広島工場に持ってきたら、コスト差は5%しかなくなった、と坂本幸雄社長は語った。これまで日本は低コスト技術をバカにしてきた。これが突破口になればよいが。 [→続きを読む]

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