検察とジャーナリズムと実験計画法

郵便不正事件で厚生労働省の村木厚子元局長の無罪が決まり、一転して大阪地検特捜部のでっち上げ説が有力になり、前部長、副部長が逮捕された事件は何か後味が悪い。検察の手法について、ややもすれば自分たちもすれすれのことをやっているのではないかと思い当たる話ではないだろうか。 [→続きを読む]
郵便不正事件で厚生労働省の村木厚子元局長の無罪が決まり、一転して大阪地検特捜部のでっち上げ説が有力になり、前部長、副部長が逮捕された事件は何か後味が悪い。検察の手法について、ややもすれば自分たちもすれすれのことをやっているのではないかと思い当たる話ではないだろうか。 [→続きを読む]
上昇基調一途できていた半導体市場の一服感が広がっているなか、今が頂上という見方のデータが現れている。先行きの低下を示す兆候もいくつか表わされているが、たとえそうなっても不況と呼ぶほどの落ち込みにはならず、すぐさま上向きになるという見方が多いようである。来年、2011年は一桁の低めのプラスの伸びというのが現時点の大勢となっているが、なにしろグローバルな経済情勢に引き続き注目である。 [→続きを読む]
中国やインドなど新興国に向けて、日本のメーカーは低コスト・低機能の製品を出せばよいと思っていないだろうか。こんな考えで韓国や台湾のメーカーに勝てるのだろうか。低機能だと誰でも容易に参入できる。米国の半導体メーカーが教えてくれたのは、高機能・高集積にして1チップソリューションにすることこそ、低コスト市場に向くという考えだ。 [→続きを読む]
2009年の世界における風力発電導入量実績は3810万kWで、これまでの累計で言えば1億6000万kWとなっている。これを国別で見ると欧米が多く、北米、ドイツ、スペイン、中国、インドでトップ5を形成している。わが国は09年次の累計で、設備容量218万kW、設備機数1683機であり、先進国では最下位レベルの10位以下となっている。 [→続きを読む]
昨年第一四半期、1-3月の底の底との比較数値に見慣れてしまうのは致し方ないが、今年前半の半導体、デバイス市場の伸びは、予測の節目ごとに上方修正されてきている。ここにきてやはり理性的な落ち着きを取り戻してきているということかもしれないが、一服感のある市場の空気、見方が支配的になっている。現下の政治問題に振り回される影響を合わせて、それこそさらに理性的に考えていく必要があると思う。 [→続きを読む]
グラフェン(Graphene)と称する新材料の応用研究が熱を帯びて来た。その名は炭素素材のグラファイトに由来し語尾のeneは二重結合を意味する。グラフェンはゲルマニウムやシリコンと同じ周期律表の四族である炭素のみで構成されるが、ダイヤモンドとは大きく異なり3次元結晶体ではない。 [→続きを読む]
アメリカのメディアは簡単には死なないようだ。われわれのような半導体やエレクトロニクスの業界情報を提供するB2Bメディアとして、米国ではSemiconductor International, Solid-State Technology, Small Times、EDN, EE Times, Electronic Designなどがあるが、Semiconductor Internationalは今年の春、閉じた。しかし、別な形で復活するという噂もある。 [→続きを読む]
半導体市場の鈍化の兆しが鮮明になってきており、特に台湾における後工程業界での動きにその様相が表われてきている。このようなときこそということか、分野の融合による、具体的には買収、連携による市場拡大を図る動きが随所に見られ、今後の展開に注目している。Abu Dhabiでの半導体fab建設という見出しも出てきて、グローバルなエレクトロニクス市場の拡大の方向性にも大いに注目するところである。 [→続きを読む]
大学が主体となってきた国際固体素子コンファレンス。10年前の2000年には学術機関からの発表論文の採択数が173件に対して企業からのそれは107件だった。9月22日〜24日に開かれる今年の固体素子コンは、学術機関の701件に対して企業からは80件とその差は開く一方だ。これを象徴するかのように今年は東京大学の本郷キャンパスで開催するが、大学で固体素子コンを開催するのは長い歴史の中で初めてだという。 [→続きを読む]
先週、来日していたアメリカのPR会社の人と話をしていて、円ドルレートの話になると、円が強くていいわね、と言った。このあわただしかった総裁選の間、円が急騰し1ドル=82円台にまで達した。日本のマスコミは円高=悪者という報道しかない。この呪縛からいつまでたっても逃れられそうもない。なぜ円高を追い風にしないのだろうか。 [→続きを読む]
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