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2020年12月

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コロナ禍&米中摩擦の重しの中、健闘の半導体販売高:2020年

コロナ禍&米中摩擦の重しの中、健闘の半導体販売高:2020年

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜25日昼前時点、世界全体で7900万人を超え、1週間前から約425万人と衰えない増加である。該ウイルスの変異種が世界各国から報告され、一層の用心が求められている。2020年が終わろうとしているタイミングでこの1年の半導体業界関連の動きを振り返ってみる。休戦状態で第1段階の合意に年初に至った米中貿易摩擦に対して「COVID-19」インパクトが圧し掛かってきて、当初の何もわからない段階から「第3波」の渦中に至る現時点である。半導体業界は、封鎖による打撃から段階を経て再開していく中、世界全体が対応せざるを得ないNew Normalが引き起こす需要により約5%増の年間販売高が見込まれる健闘である。 [→続きを読む]

MediaTek、AIコアと8コアCPU、GPUを搭載したSoCでChromebook市場強化

MediaTek、AIコアと8コアCPU、GPUを搭載したSoCでChromebook市場強化

いつでもどこでも常時接続を謳うGoogleのChrome OSを搭載したパソコン「Chromebook」向けのAPUにMediaTekが力を入れているが、このほどそのロードマップを発表した(図1)。MediaTekのSoCの特長はこれまでスマートフォンで培ってきた低消費電力技術。コロナ禍で遠隔教育向けのPCとしてChromebook市場は半年で急成長していることが背景にある。 [→続きを読む]

今年の重要ニュースを新型コロナから米中問題まで議論

今年の重要ニュースを新型コロナから米中問題まで議論

セミコンポータル主催のSPI Free Webinar「見逃せない今月の重要ニュース:今年の重要ニュース」が12月22日に開催された。ここでは、2020年に起きた半導体産業に強い影響を及ぼすニュースをいくつか取り上げた。新型コロナに明け暮れた年、米中問題が半導体ビジネスに大きく影響、久しぶりの企業買収ラッシュ、半導体ベンチャーの急増、国内ベンチャーも活発に、ローカル5Gの国内続出、Intel、AMD、Nvidia、Qualcommの動向、米国の製造の復活、といったテーマを議論した。 (動画あり) [→続きを読む]

経産省、脱炭素を再強化、パワー半導体への投資が活発に

経産省、脱炭素を再強化、パワー半導体への投資が活発に

脱炭素社会への取り組みが日本でも再び強まり始めた。経済産業省はパワー半導体の消費電力を2030年に向け半減する目標を掲げ、東芝は風力発電事業への参入などM&Aにも投資する。パワー半導体に東芝や富士電機が2000億円超投資する。ルネサスはEV向けECU開発で中国に研究所を設立、村田製作所は2050年までに全事業の電力を再生可能エネルギーで賄う。セミコンジャパンが開幕、半導体製造装置の新製品が続出している。 [→続きを読む]

米中摩擦の渦中、中国と台湾、半導体業界それぞれの伸び&障壁

米中摩擦の渦中、中国と台湾、半導体業界それぞれの伸び&障壁

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜18日昼前時点、世界全体で7475万人を超え、1週間前から約530万人余り増加と勢いを増している。地域別では欧州が最多で、ドイツではロックダウンの強化が行われる一方、我が国でも年末年始の旅行の自粛が広がる状況である。米中摩擦が半導体関連でSMICの「エンティティー・リスト」入りの事態を迎える現時点であるが、中国と台湾それぞれの半導体業界について目覚ましい伸長が見られる一方、宿命からくる障壁が並存する状況を一層色濃く受け止めている。すぐには到底払いきれない覆いの中での今後に向けた中国と台湾の方向性について、いろいろな切り口の分析、見方が続いて注目させられている。 [→続きを読む]

ISSMでヘテロ半導体技術の方向を示唆した世界の論客Nicky Lu氏

ISSMでヘテロ半導体技術の方向を示唆した世界の論客Nicky Lu氏

これからの半導体技術は、シリコンLSIと非シリコン材料やデバイスを集積するヘテロ集積化技術に向かい、エッジやエンドポイントのようなマイクロシステムが自分で賢くする仕組みを想像することになるかもしれない。Semicon Japan2020と同じ時期に開催されたISSM(International Symposium on Semiconductor Manufacturing)2020の基調講演で、台湾EtronのCEOで、世界半導体業界の論客でもあるNicky Lu氏は述べた。 [→続きを読む]

欧州が科学技術に12兆円のR&D費を支援

欧州が科学技術に12兆円のR&D費を支援

2021年〜2027年にかけての科学技術予算Horizon EuropeとしてこれまでのHorizon 2020(2014-2020) の予算よりも30%増加させた12兆円(955億ユーロ)をEC(European Commission)とEC議会は承認した。資金は新型コロナ対策技術やデジタル技術、環境に優しい技術などを支援する。もちろん、AIや量子コンピューティング技術も含む。 [→続きを読む]

半導体製造装置は2020年も二桁成長で7兆円強市場へ

半導体製造装置は2020年も二桁成長で7兆円強市場へ

2020年の半導体製造装置販売額は前年比15.6%増の689億ドル(7兆2300億円)になりそうだ、とSEMIが発表した。これは、SEMICON Japan開催前日の記者会見の場で、SEMIのDirectorであるClark Tseng氏が発表したもの。地域別では中国の181億ドルがもっとも大きいが、これは2020年前半に装置を大量購入したことによる。9月15日以降は購入しにくくなっているからだ。 [→続きを読む]

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