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2009年10月

» 2009年10月

チップの製造歩留まりを上げるためのAEC/APCシンポ、利用価値は高い

チップの製造歩留まりを上げるためのAEC/APCシンポ、利用価値は高い

半導体シリコンチップの集積度が上がり、トランジスタ数が億個単位にまで膨大になってくると、トランジスタの製造マージンをかつてのようにワーストケースで考えるわけにはいかない。マージンを広くとり過ぎると、本来は良品なのに不良品とみなしてしまうからだ。設計が複雑になるとともに製造も複雑になる。その解をどうするか。 [→続きを読む]

スマートグリッドのさらに上を行くデジタルグリッドを東大阿部教授が提案

スマートグリッドのさらに上を行くデジタルグリッドを東大阿部教授が提案

太陽光発電など自然エネルギー発電が日本の電力網に大量に導入されると、日本全国各地で停電が起きやすくなる。スマートグリッドでさえ不十分、デジタルグリッドの概念の導入が重要なカギを握る。SPIフォーラム半導体エグゼクティブセミナーにおいて東京大学大学院工学系研究科の阿部力也特任教授はデジタルグリッドという大胆な提案を行った。 [→続きを読む]

モーターショーは電気自動車関連部品の発表多い、トピックスはアマゾン増益

モーターショーは電気自動車関連部品の発表多い、トピックスはアマゾン増益

先週、モーターショーが開かれ、電気自動車とそれを支える電池の発表が新聞紙上をにぎわした。電動へのシフト、環境車向け部品開発強化、太陽電池車を開発、車載用電池の量産ライン完成、電気自動車電池の再利用、ハイブリッド車向けに海外で電池組み立て、などなど。気になる先週のトピックスはアマゾンの対前年増収増益だ。 [→続きを読む]

デンソー、SiCのパワーMOSFETを自社製のSiC結晶で作る方法をタネ明かし

デンソー、SiCのパワーMOSFETを自社製のSiC結晶で作る方法をタネ明かし

10月24日から一般公開されたモーターショーにおいて、カーエレクトロニクスの専門メーカーであるデンソーはSiCのMOSFETを展示した。ドレイン耐圧1200V、ドレイン電流は放熱フィンを付けて100A程度流せる。同社が作製するSiC結晶の品質は群を抜いていると言われている。なぜ、どうやって高品質なSiC結晶を作っているのか、デンソーに取材した。 [→続きを読む]

伸びの話題総尽くし/市場実態PickUp/グローバル雑学王−68

伸びの話題総尽くし/市場実態PickUp/グローバル雑学王−68

世界経済危機も1年を過ぎて、前年同期比という評価の意味合いをよく考えなければならないと思うが、「危機前」という見出しがもっともよく物語る基準であろうか。あの頃に一時も早く戻して勢いをつけたいという気持ちはいずこも同じということで、少しでも元気づく"伸び"の話題総尽くしを行っている。 [→続きを読む]

オランダでASMLカクテルを飲んだ

オランダでASMLカクテルを飲んだ

オランダのアイントホーフェンはかつての総合電機企業であったフィリップスの街だ。今はかなり分割された。そのフィリップスをスピンオフして設立された代表的な企業として、リソグラフィ製品の王者であるASMLがある。ASMLはこの街に拠点を構える。市内のホテルSofitel Cocagne EindhovenのバーにはASMLパラダイスビキニカクテルという名のカクテルがあった。 [→続きを読む]

ルネサス、SH-Naviシリーズのパートナー増強により市場拡大を図る

ルネサス、SH-Naviシリーズのパートナー増強により市場拡大を図る

SoCビジネスは、1社で何もかも開発すべきデバイスではない。カスタマやサプライヤーとの協力は欠かせない。このほど、ルネサステクノロジは、同社の持つ32ビットプロセッサコアSHシリーズを使った自動車用SoCを開発するため協力パートナー組織であるSH-Naviコンソシアムの会員が2008年度の54社から2009年度には71社と増えた、と発表した。 [→続きを読む]

パワーデバイス爆発の条件は整った〜東芝の設備投資拡大が意味するもの

パワーデバイス爆発の条件は整った〜東芝の設備投資拡大が意味するもの

「東芝のパワーデバイスに対する設備投資拡大の機運が高まっている。よほど大きなアプリケーションを見つけているのだろう。メモリーに集中してきた投資がパワーにも軸足を移しつつあるという傾向は注目に値する」(アイサプライ・ジャパン 副社長 南川明氏)。 [→続きを読む]

中国の電子製品生産台数は前年を上回り、ICも8月に14%増を記録

中国の電子製品生産台数は前年を上回り、ICも8月に14%増を記録

中国のエレクトロニクス製品の生産が順調に伸びている。プラズマテレビの1〜7月累計の生産台数は前年同期比で2.15倍となり、輸出の伸びは大きくマイナスであるから中国国内での消費が伸びていることになる。液晶テレビも6、7月は前年を大きく上回り、パソコンは8月の生産が7月を上回り、過去最高の1661万台を記録した。 [→続きを読む]

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