9月の日本製半導体製造装置、受注額・販売額とも昨年並みに近づく
日本半導体製造装置協会(SEAJ)がまとめた2009年9月における日本製半導体製造装置の受注額は、677億8900万円と前年同月受注額の95.3%、すなわち4.7%減というところまで回復してきた。先月が8.2%減だったから着実に100%に近づきつつある。
受注額は2月の73億5300万円を底として毎月右肩上がりで増えてきており、9月も8月に比べて2%と少ないが伸びた。
9月は販売額までもが戻ってきた。対前年同期の92.1%、すなわち7.9%減と一ケタ減にまで近づいてきた。販売額そのものは657億2500万円である。この結果、B/Bレシオ(販売額に対する受注額の比)は3ヵ月の移動平均で1.28と依然1.0以上をキープしている。
B/Bレシオだけを見ると6月からずっと1.0を超えてはいたが、受注額、販売額とも絶対値が昨年同期よりも小さく、回復にはほど遠かった。8月、9月になって回復を確信できるようになったといえそうだ。ただし、欲を言えば絶対額として毎月1000億円レベルになって初めて本格的な回復といえよう。
(2009/10/29)