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2009年6月

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先週、ターボリナックスが主催するプライベートセミナーに出席した。テーマはコンピュータの仮想化である。仮想化技術とは、1台のコンピュータなのに異なるOSや異なるプロセッサで動くように見え、まるでコンピュータが複数台あるかのように見せかけるバーチャルな技術である。 [→続きを読む]
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日本半導体製造装置協会(SEAJ)とSEMIおよびSEMIジャパンがまとめた4月分の世界の半導体製造装置売り上げ実績「World SEMS Report」が発表された。それによると、4月に全世界における販売額は8億9621万ドルになった。これは前年同期が28億2395万ドルであったから-68.3%ということになる。 [→続きを読む]
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「中国のエレクトロニクスと半導体」の5月号では、中国の消費が順調に回復している様子を伝えている。「家電下郷」政策の効果はあまりないという日本人ジャーナリストの見方もあるが、中国経済は一人や二人の意見でわかるものでは決してない。5月号では、「家電下郷」政策の次の手にもついて解説しており、現状の実績とその見方について触れている。半導体ICと携帯電話、テレビ、パソコンなどの定点観測を続けており、数字が物語っている。 [→続きを読む]
ニューフレアテクノロジーは、つくばで開かれたSelete Symposium 2009において、ハーフピッチ(hp)45nm以降のLSI用マスクを短時間で検査できる手法を採りいれた新しいマスク検査装置NPI5000PLUSの詳細を明らかにした。極めて複雑なナノメーターLSI回路を焼き付けるマスクのコストが膨大になってきており、その一因が高額のマスク検査装置にもあると言われてきた。ニューフレアはKLAテンコールの独占ともいえるこの市場に一矢を報いることができるか。 [→続きを読む]
現在のように変革の時代になってもこれまでのやり方を頑なに守る企業と、常に変革しながら成長する企業がある。変革している企業の代表例としてIBMを採り上げよう。IBMはInternational Business Machinesという名の通り、電動タイプライター等のビジネスオフィス向けの機械を製造する会社として、1896年(明治29年)にスタートした。日本に100%子会社を作ったのは第2次大戦前の昭和12年、大方の半導体パーソンが産まれる前であった。 [→続きを読む]
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最近、半導体分野とはほど遠い人たちから、半導体産業はもうだめなビジネスなんですか、と聞かれた。それも一人や二人ではない。新聞を見ていて、半導体の産業再編ニュースや半導体製造装置産業の赤字決算などの記事を見ていると、そのように感じるらしい。新聞では決して将来性のある産業だとは書いていない。電機業界すなわちエレクトロニクス産業はもう未来がないらしい。なぜこのように暗く見られるのだろうか。 [→続きを読む]
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6月最初の週は、半導体産業の未来を描くニュースが多く、全て詳細な紹介はできないが、その概要だけでもお伝えしたい。ピックアップすると、インテルのウィンドリバー買収、日立・東芝のスマートグリッドへの参入、家電量販店のヤマダとビッグカメラがWiMAXネットワークに参入、三菱自動車が電気自動車i-MiEVを7月下旬に発売、そして太陽電池市場は日本が成長・欧州が縮小、と盛りだくさんだった。すべて半導体市場の未来を切り拓く話である。 [→続きを読む]
米SIAから月次の世界半導体販売高とともに、mid-year予測が発表されている。4月は2ヶ月連続で前月比増加となっているが、戻しは比較的小幅であり、中期予測も2011年でも2008年の水準に10%強届かないという見方である。現下の市場では、COMPUTEX 2009での話題やインテルのWind River買収など、注目を集める動きが見られている。 [→続きを読む]
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前回、分社化における問題を取り上げた。本稿では、分社化後に2社が経営統合する際の問題を3回に分けて考えてみる。第一回目は、2社統合によりどのような摩擦や混乱が生じるかを考察する。エルピーダメモリやルネサステクノロジなど、2社が経営統合した際、2社の技術融合によるシナジー効果“1+1=3”が期待された。しかし、現実は、目論見通りに行かなかった。2社の設計技術を融合することはできなかった。プロセスの“良い所取り”は不可能だった。2社の量産工場で計画通り量産することができなかった。それはなぜなのか? [→続きを読む]
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Warren East氏、英ARM社、CEO 世界の半導体産業の成長率よりも常に高い成長率を確保する英ARM社のビジネスの秘密は何か。これまで携帯電話におけるアプリケーションプロセッサやベースバンドプロセッサで圧倒的なシェアを占めてきたARMのプロセッサIPが、ネットブックやスマートブックと呼ばれる携帯型パソコンへの応用拡大を図っている。実はプロセッサと実需要との関係から最適なプログラムサイズのプロセッサ(right-sized computing)の時代がいよいよ来たと同社CEOのウォレン・イーストCEO(写真)は語る。 [→続きを読む]

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