6月に最もよく読まれた記事は、ニッチ市場ながらシェアの大きい企業の話
2012年6月に最もよく読まれた記事は、 大和田敦之の視点「隠れたチャンピオン企業」であった。これは地味ながら市場シェア70%を押さえている旭化成エレクトロニクスのホールICについて述べたものである。ホールICを代表とする磁気センサは、ブラシレスモータや電子コンパス、電流値計測、などに使われており、今後もモータ制御やスマートホームやビルの電力制御などの新応用も期待されている。
2番目によく読まれた記事は、ニュース解説「シャープが国内亀山に留まってくれたおかげでサムスンはトップになれた」である。シャープが亀山工場に力を入れ、海外工場を作らなかったために、サムスンは勝った、と予感したという新聞記事を紹介した。
3番目のニュース解説「ルネサスエレの持つ潜在力に期待する」では、ルネサスのリストラ話が新聞紙上を賑わせているが、ルネサスはスマートアナログや、LTEモデムの設計など、将来的な分野に向けた開発に力を入れている。しかしこのことをメディアはあまり報道しないので、セミコンポータルが伝えた。
第4位:泉谷渉の視点「ニッポンの底力は実装にあり〜いまだ世界シェア30%、JISSOは世界共通言語」では、プリント回路基板への実装技術は日本の得意分野の一つであることを協調している。
第5位:ニュース解説「ルネサスは残された社員のモチベーションを上げる方針策定を急げ」は先月の第3位に続き、トップファイブに入った。