2020年12月18日
|産業分析
これからの半導体技術は、シリコンLSIと非シリコン材料やデバイスを集積するヘテロ集積化技術に向かい、エッジやエンドポイントのようなマイクロシステムが自分で賢くする仕組みを想像することになるかもしれない。Semicon Japan2020と同じ時期に開催されたISSM(International Symposium on Semiconductor Manufacturing)2020の基調講演で、台湾EtronのCEOで、世界半導体業界の論客でもあるNicky Lu氏は述べた。
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2020年12月16日
|産業分析
2021年〜2027年にかけての科学技術予算Horizon EuropeとしてこれまでのHorizon 2020(2014-2020) の予算よりも30%増加させた12兆円(955億ユーロ)をEC(European Commission)とEC議会は承認した。資金は新型コロナ対策技術やデジタル技術、環境に優しい技術などを支援する。もちろん、AIや量子コンピューティング技術も含む。
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2020年12月11日
|産業分析
5Gネットワークを自分の工場や敷地内で運用する「ローカル5G」には、さまざまな企業の協力、すなわちエコシステムが必要。通信インフラが得意なNokiaは、日本企業だけを集めたエコシステムを構築、ローカル5Gのサービス提供に乗り出した。
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2020年12月 9日
|産業分析
パナソニックが在宅介護の見える化事業に乗り出している。センサを用いて、在宅における要介護者のデータをリモートで取得できるようにする事業である。65〜74歳の前期高齢者の要介護認定率は4%だが、75〜84歳の後期高齢者となると19%に跳ね上がる(図1)。85歳以上となれば58%に達し、介護専門職の負担は増大する。これをデジタルで減らすのである。
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2020年12月 3日
|産業分析
米国の新興で唯一のファウンドリ企業SkyWater Technology社は最初のPDK(プロセス開発キット)をリリースすると共に90nmプロセスでのMPW(Multi-Project Wafer)シャトルサービスの立ち上げを準備し始めた(図1)。半導体製造が弱体化してきた米国で期待のファウンドリ企業がビジネスにこぎつけたといえる。
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2020年11月12日
|産業分析
シリコンバレーのアイデアを採用、超ドメスティックな企業からグローバル企業へと脱皮し始めたルネサス。ここ1〜2年、業績は振るわなかったが、ようやく最近、車載向け、産業向けとも成長への道筋がはっきりしてきた。買収したIDTのアイデアがここにきてルネサスを変えるようになってきたようだ。
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2020年10月28日
|産業分析
AMDがFPGAメーカーのXilinxを買収するという噂でもちきりだったが、10月27日(米国時間)AMDは正式にXilinx買収を発表した。買収金額は350億ドル。このニュースはAMDがPC市場からデータセンター市場へ本格的に乗り出すことを示している。
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2020年10月22日
|産業分析
光リソグラフィの限界からEUVリソの開発を続けてきたオランダのASMLの2020年第3四半期(3Q:7〜9月期)において、初めてEUVの売り上げが他のリソグラフィ売上額を抜いた(図1)。3Q におけるEUVの売上額は全体の売上額30億9600万ユーロ(1ユーロは約125円)の66%に及んだ。
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2020年10月20日
|産業分析
韓国のSK Hynixは、Intelが中国の大連工場に持つNANDフラッシュとストレージ事業を90億ドルで買収すると発表した。NAND製品とウェーハプロセス事業も含む。SKにとって最大のライバルはSamsung。そのためにキオクシアにも資本参加してきた。Intelは、3D-Xpointメモリ製品であるOptane製品事業に関しては手放さない。
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2020年10月16日
|産業分析
米国商務省は、5nm LSIやEUV関連技術など6項目の重要な最新技術(Critical and Emerging Technologies)を輸出管理に加え、合計37項目を輸出管理技術とすると発表した。10月15日(米国時間)に発表されたこれらの重要なテクノロジーの多くは半導体技術に関連する。
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