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Micron、1α nmプロセスのLPDDR4 DRAM製品を限定ユーザーにサンプル出荷

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Micron Technologyが初めて1α(アルファ) nm(15nm以下とみられる)のプロセスで設計・製造したDRAMの量産を発表した。これまでDRAMプロセスでは、20nm以下の設計ルールを1x (19〜18)nm 、1Y nm (17〜16)、1z (16〜15) nm、と小刻みに刻んできた。今回は1z nmよりも1段微細なプロセスで作ったということになる。

「量産を発表した」というのは、量産の見通しを得た、というニュアンスではなく、サンプル出荷を始めた、という状況である(参考資料1)。今年中に1α nmプロセスをDRAM製品の量産に組み込む計画だとしている。これにより、モバイルDRAMからデータセンターやパソコン、民生、産業、車載向けに至る全ての顧客に提供できるようになるという。

Micronは1α nmと微細にすることで、1z nmの製品と比べ、メモリ密度は40%高まると述べている。加えて動作速度についても高速になり、現在最先端のDDR4やLPDDR4から、より高速のLPDDR5へと移行できるとしている。LPDDR5は高速ながら、電力効率が上がるため、システムの省エネ化を推進できる。1α nm製品だと、低消費電力モードで約15%の消費電力が下がると見積もっている。5Gスマートフォンの消費電力を下げ、電池を長持ちさせられるようになる。

製造する1α nm DRAMのメモリ容量は8Gビットと16Gビット品で、これまで製造しているDDR4やLPDDR4の全ての製品にまず適用していく。サーバーやクライアントコンピュータ、ネットワークコンピュータ、組み込みシステムなどで要求が強いためだ。

1α nm DRAMの量産はMicron Taiwanの工場から始めていく。DDR4メモリカードへの搭載から始め、CrucialブランドのPC用DRAMカードにこの技術を搭載していく。Micronはモバイル向けの限定ユーザーにLPDDR4製品のサンプル出荷を始めた。

参考資料
1. Micron Delivers Industry’s First 1α DRAM Technology、Micronニュースリリース(2021/01/26)

(2021/01/27)

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