Semiconductor Portal
祉潟潟若帥ゃ

2024年9月

» 2024年9月

メモリ企業Micronの最新業績から、見えてくる景気動向

メモリ企業Micronの最新業績から、見えてくる景気動向

米Micron Technologyの2024年度第4四半期(2024年6〜8月期)の業績が日本時間26日に発表された。これによると、売上額は前年同期比93%増の77.5億ドルとなった。営業利益も同利益率19.6%の15.2億ドルとほぼ復調した。またキオクシアが東京証券取引所への上場時期を11月以降に延期すると25日の日本経済新聞が報じた。 [→続きを読む]

続くインテル・インパクト:Qualcommの買収への反応、部門売却の沙汰

続くインテル・インパクト:Qualcommの買収への反応、部門売却の沙汰

苦境のインテルのインパクトに、引き続き注目せざるを得ないところである。先週後半からQualcommによるインテル買収の動きが報じられたが、半世紀あまりにわたるほとんどをNo.1サプライヤとしてリードしてきているインテルであり、買収が実現する可能性は非常に低いといった見方があらわされている。インテル傘下の部門あるいは会社の売却も取り沙汰されているが、打診したものの断られた動きなど見えている現時点である。インテルは、米国政府から年内にChips Actで$8.5 billionと最も多額の助成を受け取る予定であるが、これは部門含め同社の売却を行わない前提条件とのこと。計画通りの新製品&新技術で引っ張るインテルに、今また期待である。 [→続きを読む]

300mmウェーハプロセス装置市場、2025〜27年に4000億ドルを突破へ

300mmウェーハプロセス装置市場、2025〜27年に4000億ドルを突破へ

世界の300mmウェーハプロセス装置市場への投資は、2025年から27年までの3年間で合計4000億ドル(約56兆円)になりそうだという見通しをSEMIが発表した。この見通しは、脱中国が進むものの300mm半導体工場の世界的な分散化と、AI向けのデータセンター需要によるとSEMIは分析している。 [→続きを読む]

グローバルに考え、ローカルに行動するMouser

グローバルに考え、ローカルに行動するMouser

「次の5年に向け、半導体や電子・機構部品の倉庫に投資する」(Mouser Electronics Marketing 担当Senior VPのKevin Hess氏)との思いから、Mouser Electronicsは、部品を保存しておく倉庫のフロア面積を既存施設57,000m2から約2倍の93,903mm2に拡張中である。米テキサス州を拠点にするMouserは24年の第2四半期に底を打ちこれから上向いていくと見ている。 [→続きを読む]

【動画】Nvidia、絶好調の秘密〜会員限定Free Webinar(9/25)

【動画】Nvidia、絶好調の秘密〜会員限定Free Webinar(9/25)

【概要】 Nvidiaの業績が絶好調です。売上額は昨年の2.2倍となる300億ドルを超えました。営業利益率は60%を超えています。 ゲーム用のGPUが出発点でしたがGPUがAIに有効だとわかると全社の方向をAIに転換、生成AIの登場で大量のGPUが求められ、この1年は急成長しました。 そして早くもコンペティターが登場してきました。一人勝ちはいつまで続くのか、今後の行方についても触れます。 【日時】 2024年9月25日(水)10:00〜11:00 [→続きを読む]

Kokusaiが富山県砺波市に新生産工場建設へ、IntelはAWSから受注

Kokusaiが富山県砺波市に新生産工場建設へ、IntelはAWSから受注

国内での半導体投資や人材育成が活発になってきた。半導体製造装置メーカーのKokusai Electricは富山県砺波市で新工場の竣工式を行った。Siウェーハ製造のSumcoは佐賀大学、産業技術総合研究所と半導体シリコンウェーハの製造におけるAI(人工知能)活用などで組織的な連携を推進する。Intelがファウンドリ部門を分社化することが決まった。 [→続きを読む]

苦境のインテル、製造分離など再構築、米国官民の支援、世界の注目

苦境のインテル、製造分離など再構築、米国官民の支援、世界の注目

このところ事業運営の難局が相次いで伝えられているインテルが、月曜16日に戦略的再建計画に向けた今後の方針を示している。チップ製造事業の独立子会社分離、ドイツ工場建設2年間停止、および米国におけるプロジェクト継続が骨子となっている。長年不動の半導体サプライヤNo.1の地位がここ数年揺らいでいる経過ということで、国内半導体製造強化を図っている米国の官民のインテル支援の動きが、アマゾンのAI(人工知能)カスタム半導体契約はじめあらわれてきている。現下の四半期半導体ランキングでは、Nvidiaが突出の一方、インテルが韓国勢およびTSMCに抜かれるデータ結果となっており、今後の地位回復に向けた足取り&結果に集まる世界の注目である。 [→続きを読む]

もしNvidiaがいなかったなら、24年第2四半期でもまだ回復していない

もしNvidiaがいなかったなら、24年第2四半期でもまだ回復していない

2024年第2四半期(2Q)における世界半導体市場は、前四半期比(QoQ)で6.7%増の1621億ドルという史上最高値に達した。これまで最高だった2021年4Qでの売上額より5億ドル増えた。市場調査会社のOmdiaは、この好調さはNvidiaによるものと考えている。その根拠として、Nvidiaの売上額を含めるか含めないかで大きく違うからだ。 [→続きを読む]

TI、DLPディスプレイ用のコントローラなどチップセットを刷新

TI、DLPディスプレイ用のコントローラなどチップセットを刷新

Texas Instrumentsは、DLP(Digital Lighting Processing)ディスプレイのコントローラ(図1)とDMD(Digital Micromirror Device)などのチップセットを一新させた。DMDはMEMS技術を使って、画素ごとに微小なアルミのミラーを操作して光を反射させるプロジェクタに使う半導体チップ。この度4KのUHD(Ultra-High Definition)ディスプレイ駆動チップセットを発売した。 [→続きを読む]

半導体パッケージの重要性が一気に高まる〜TEL、キヤノン、レゾナックに注目

半導体パッケージの重要性が一気に高まる〜TEL、キヤノン、レゾナックに注目

「半導体の後工程に対する関心がいやがうえにも高まっている。材料関連においても、この動きは急速であり、住友化学、三菱ケミカル、旭化成などの動きに注目する必要がある。もちろん、後工程材料にめっぽう強いレゾナックについてはきっちりとウォッチした方が良いのだ。」 [→続きを読む]

1 | 2 | 3 次のページ »