セミコンポータル
半導体・FPD・液晶・製造装置・材料・設計のポータルサイト

2011年8月

|
SiCトランジスタの初めての商品を紹介する。ドイツのインフィニオンが開発したこのJFET(接合型電界効果トランジスタ)はMOSFETに先駆け、世に出ることになる。この記事はドイツの英文雑誌Bodo’s Power Systemsに掲載されたものである。セミコンポータルはBodo Arlt編集発行人とインフィニオン社から翻訳掲載の許可を得た。長文のため2回に分けて連載する。今回は第1回目である。(セミコンポータル) [→続きを読む]
|
Siウェーハ上にGaNをエピタキシャル成長させ、GaNパワーデバイスや白色LEDを実用化させるベンチャー企業が米国を中心に続出している。このGaN-on-Si技術はもはや研究フェーズではない。実用化開発に焦点が移っている。限定ユーザー向けにサンプル出荷をしている所もある。 [→続きを読む]
|
熱をよく逃がすが、電気は通さない、という放熱用の絶縁材料を、エポキシにフィラー粒子として混ぜることで熱伝導の優れた樹脂が使えるようになる日が近い。AlNのフィラーを開発しているトクヤマ、熱伝導率の高いエポキシ樹脂を研究している関西大学の原田研究室が、マイクロ・ナノファブリケーション研究会で顔を合わせた。 [→続きを読む]
今年3月の大地震がなければスマートグリッドに対する関心が日本で高まることはなかったろう。以前、電力事情は至極安定していたし品質も申分なく高信頼を誇っていた。供給能力も十二分ではなかったが問題は少なかった。電気事業連合会の震災前のデータが示すように停電の累積時間は、わが国が世界一少なく、年間19時間しかなかった。2位フランスは51時間、3位英国は88時間だった。 [→続きを読む]
|
米国のLED(発光ダイオード)専門メーカーのBridgelux社は、8インチSiウェーハ上にGaNの白色LEDを作り、色温度4350Kのクールホワイトで160 lm/Wと、従来のサファイヤやSiC基板で作ったLED並みの明るさを実現した。クラックのないGaN結晶層を実現できたためで、2年後には商品化したいとしている。 [→続きを読む]
民生用半導体ファブレスの米トライデントマイクロシステムズ(Trident Microsystems)がテレビやセットトップボックス(STB)用の画質改善ICのロードマップを発表した。2次元画像から3次元画像を作り出したり、フレーム周波数を240Hzと4倍速にしたり、画面サイズ21:9というシネマスコープのアスペクト比に対応したりするなど次世代テレビ向け技術を満載している。 [→続きを読む]
|
今日、8月15日朝の通勤電車はガラガラ。先週の土曜日前後から夏休みに入った企業が多いせいだろう。本社機能や営業所は夏休みに入るが、半導体工場では、東芝の主力3工場と、ルネサスエレクトロニクスの主力9工場などが夏休みを返上する。 [→続きを読む]
列島全体がほぼ猛暑に見舞われるなか、ここはできるだけ涼しく過ごす工夫を施すことに如かずである。激動が続きそれだから興味が尽きないグローバル半導体・エレクトロニクス業界について、振り返ってじっくり見つめ直してみるのも工夫の一つかという考え方で、目にする記事や書物にそのような題材を模索しながらのこのところである。現下の目まぐるしい動きの渦中でまず注目したのが、パソコン30年およびトランジスタ特許である。 [→続きを読む]
2011年8月で最もよく読まれた記事は、泉谷渉の視点「外資系メーカーが日本へ続々進出〜世界に誇る労働力と最強の素材力を評価」であった。イスラエルのジャズセミコンダクターズが兵庫県西脇市にあった米マイクロンの工場を買収したこと、ヒューレット・パッカード(HP)が中国工場を日本へ移転させるといった、ニュースをまとめたもの。 [→続きを読む]
|
Ronen Jashek氏、イスラエルSiano Mobile Silicon社マーケティング担当バイスプレジデント 中東から欧州にかけての地域でイスラエルは英国に次いでファブレス企業の多い国である。イスラエルでシリコンの1チップテレビ受信機を設計しているSiano Mobile Silicon社から電話インタビューの誘いが来た。Siano社とは何者か。何を狙い日本のメディアに接触したか、そのファブレス企業の強みについて紹介する。 [→続きを読む]

月別アーカイブ