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2011年8月

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日立と三菱重工の経営統合はどこへ行く

日立と三菱重工の経営統合はどこへ行く

先週はビッグニュースが飛び交った。8月4日日本経済新聞は、トップニュースで日立製作所と三菱重工業の経営統合の話し合いを始めることで合意した、と伝えた。日立、三菱重工共、同日ニュースリリースを流し、そのような事実はない、当社が流したものではない、という公式のコメントを発表したものの、日経は同日の夕刊でも同様なニュースを流した。 [→続きを読む]

市場後退懸念が強まるなか、前半の半導体販売高、前年比3.7%増

市場後退懸念が強まるなか、前半の半導体販売高、前年比3.7%増

米国SIAから月次の世界半導体販売高が発表され、本年前半の6ヶ月累計は、前年同期比3.7%増というデータとなっている。$300 billionに年間販売高がほとんど達して史上最高を記録した昨年は、前半の販売高累計が前年同期比50.5%増であったから、プラス、マイナス要因が世界的にいろいろ交錯する現時点でこの本年の3.7%増をどう見るか、本当に予測が難しくなっている。 我が国の大震災の影響による落ち込みから計画前倒しで戻しつつあるなか、市場景気後退懸念が強まってきている状況が方々にある。 [→続きを読む]

超ハイエンドのリアルタイムオシロをテクトロが発売、高速シリコンの評価に

超ハイエンドのリアルタイムオシロをテクトロが発売、高速シリコンの評価に

米テクトロニクス(Tektronix)社は周波数帯域33GHz、2チャンネルでサンプリング周波数100Gサンプル/秒という超ハイエンドのリアルタイムオシロスコープを発売した。測定器は計測すべき試料の持つ特性をカバーしなければならないため、ただでさえ高性能が求められるがこのオシロの設計にはIBMの高速SiGeバイCMOS技術を使った。 [→続きを読む]

コラボの基本、パートナーシップを成功させるには日本企業の意識改革が必要

コラボの基本、パートナーシップを成功させるには日本企業の意識改革が必要

最近、パートナーシップ、コラボレーション、水平分業、アライアンス、エコシステム、といった言葉がこの業界で飛び交うようになってきた。しかし、コラボレーションやパートナーシップを本当に実行するためには高い「意識の壁」があるように思える。これらの言葉は、完全に差別を排除するという気持ちがなければ実現できないことを指摘しておく。 [→続きを読む]

サムスンとの差を再び大きく開けられた東芝のNANDフラッシュ

サムスンとの差を再び大きく開けられた東芝のNANDフラッシュ

NANDフラッシュビジネスにおいて、サムスン電子(Samsung Electronics)と東芝との差が再び広がった。2011年第2四半期におけるNANDフラッシュ市場のランキングが発表された。これによると、前四半期(1〜3月)には東芝の売り上げは18億8300万ドルと、サムスンの19億4100万ドルにほんのわずかのレベルまで迫ったが、第2四半期は大きく引き離された。 [→続きを読む]

ルネサスがパワーアンプ事業をムラタに譲渡、ソリューション事業へ脱皮急げ

ルネサスがパワーアンプ事業をムラタに譲渡、ソリューション事業へ脱皮急げ

7月29日の日本経済新聞は、ルネサスエレクトロニクスが村田製作所に音声処理用半導体を事業売却する、と報じた。音声処理用半導体とは何だろうかと思っている内に、ルネサスが同日ニュースリリースを流し、パワーアンプ事業と子会社であるルネサス東日本セミコンダクタの長野デバイス本部の事業をムラタに譲渡することで基本合意した、と発表した。 [→続きを読む]

世界各国の半導体業界、グローバルな生き残りにかける動き

世界各国の半導体業界、グローバルな生き残りにかける動き

グローバルな市場牽引力の発揮に向けて新技術・新製品の重みに前回は注目したが、現実は生き残りにかけて事業運営を如何に回していくか、必死の動きが世界各国・地域で並行、相次いでいる。成熟した先進経済圏は財政基盤が揺らいで新市場や雇用の創出がままならない一方、伸長著しい新興経済圏は格差拡大、民族・宗教、領土・領海など様々な内政および外交問題を抱えながらの切り盛りである。今までに何度か繰り返されている"グローバルな協調と競争"のまたひと山を感じている。 [→続きを読む]

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