シリコンウェーハの出荷面積は、史上2番目の数値に回復
SEMIは、2011年第2四半期におけるシリコンウェーハの出荷面積は増加に転じたことを発表した。それによると、世界のシリコンウェーハ出荷面積は23億9200万平方インチと、前年同期比1%増、前期比5%増という結果になった。

四半期におけるシリコンウェーハの面積は、史上最高だった2010年第3四半期の24億8900万平方インチに次ぐ値である。SEMI SMG(Silicon Manufacturers Group)のチェアマンで、ドイツのシルトロニック(Siltronic)社コーポレート・バイス・プレジデントのフォルカー・ブレッチ (Volker Braetsch) 氏はSEMIのプレスリリースの中で「日本を襲った地震とそれに続く津波の直後に、シリコン・サプライヤが半導体産業全体を支えることに成功したのは、素晴らしい」、と褒めている。
面積の数値は、ウェーハメーカーからユーザーに出荷されたバージンテストウェーハを含む鏡面ウェーハ、エピウェーハ、ノンポリッシュドウェーハを合計したもの。従来SEMIは、これらの内訳も発表していたが、鏡面ウェーハの面積が圧倒的に多いため、合計の数値だけで表している。
(2011/08/04)