11月に最もよく読まれた記事は「半導体の洗浄技術で日本がリード」
2025年11月に最もよく読まれた記事は、「半導体洗浄技術は日本が圧倒的な強みを発揮して世界をリードする得意分野」であった。これは元々、半導体洗浄技術の専門家であり、ブロガーでもある服部毅氏が書かれたベルギーの大学であったセミナーの体験記でもある。
第2位の「 Intel、2nmプロセスのPC用Panther Lakeの詳細を公表」は、Intelが2nmプロセスで大きな変化のあった二つの技術(GAAトランジスタと裏面電極分離技術)を伝えていたが、それを量産までもっていったという話である。パソコン用のPanther Lakeのチップは比較的小さいが、サーバー用のClearwater Forestは大きなチップで量産が難しそうで26年になる見込みである。
第3位の「これでよいのか?日本の半導体市場シェアが単調下落し続けついに5%台まで下落」も服部氏のブログであり、日本の半導体市場(WSTSは半導体チップを第三者に手渡す場所で地域を定義している)のシェアが一けた台に落ちていることを述べている。
第4位「将来有望なGaN事業に多数の企業が参入する中でTSMCのGaN事業撤退はなぜ?」も服部氏のブログである。TSMCのGaNは、スマホ充電器やアダプターに大量に使われているNavitas製のチップが半数以上を占めていた。利益率が低い成熟技術からの撤退の一つだと捉えている。
第5位「メモリでSamsungがSK hynixを抜き返す」は、2025年第3四半期におけるSamsungとSK hynixの決算報告から、DRAMとNANDフラッシュを合わせたメモリの売上額で両者を比較した。DRAMではまだSK Hynixの方が売上額で優っているが、メモリ全体ではSamsungが巻き返した。


