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2016年早々見え始めた半導体業界M&A関連の動き、捉え方

2016年早々見え始めた半導体業界M&A関連の動き、捉え方

昨年、2015年の半導体業界は、従来の最高を大きく上回る金額規模のM&A(企業の合併・買収)の嵐が吹き荒れたが、インテルの同社にとって最大規模となるアルテラの買収手続きが昨年末に完了したのをはじめ落ち着くものがある一方、その収拾を巡って、いろいろ金額面など綱引きが行われたり、新たに好条件を提示する入札筋があらわれたりして、駆け引きが続くものが多々見られている。2016年早々も尾を引く動きが相次いでおり、業界の一層の伸びに早くつながるよう早期の収束に向け注目せざるを得ないところがある。 [→続きを読む]

同時株安、原油安で始まった2016年初、半導体関係の展望、取り組み

同時株安、原油安で始まった2016年初、半導体関係の展望、取り組み

新年、2016年早々、世界的な同時株安、そして低下、低迷傾向が止まらない原油価格に見舞われているなか、半導体・エレクトロニクス関係の先を見た展望、取り組みがいろいろな切り口で表されている。昨年、2015年の世界半導体販売高が史上最高の2014年を上回るかどうか、現時点では難しいとする見方が強い雰囲気であるが、それを反映して、2016年については一ケタの下の方のプラス、マイナスが入り混じる見方となっている。世界経済の動向をしっかり見ながらの新技術・新製品の市場展開への注目ということと思う。 [→続きを読む]

11月までは前年を上回る2015年半導体販売高、市場減速で厳しい情勢

11月までは前年を上回る2015年半導体販売高、市場減速で厳しい情勢

新年早々の米国Semiconductor Industry Association(SIA)からの月次世界半導体販売高の発表は、昨年、2015年の11月についてである。前月比0.3%減、前年同月比3.0%減と、前年比でのマイナスが続いているが、11月までの2015年販売高の累計は2014年のそれを辛うじて上回ると表わされている。正確な2015年の締めは1ヶ月待たなければならないが、1.9%減少するという先行予想がGartner社から示されている。中国経済の減速が年明けの世界的な株価低落に至っているが、推移に注目せざるを得ないスタート情勢である。 [→続きを読む]

スマホ時代続く〜アップル向けファウンドリ発注で前工程装置は一気に繁忙へ

スマホ時代続く〜アップル向けファウンドリ発注で前工程装置は一気に繁忙へ

筆者が所属する電子デバイス産業新聞では現在、熊本県の産官学をテーマにした企画を連載している。2014年秋から冬にかけて何と10回以上も熊本県に足を運ぶ有様となった。 2014年の12月初旬に熊本を訪れ、下通りの居酒屋で一杯やっていたところ、装置関連業界と思われる人たちがどやどやと入ってきた。口々に忙しくなったね、といいながらビールを口に運んでいた。 [→続きを読む]

M&Aの渦中の年末・年越し、買収完了の一方、続く入札駆け引き

M&Aの渦中の年末・年越し、買収完了の一方、続く入札駆け引き

新年、2016年を迎え、晴天に恵まれて暖かい出だしとなっている。半導体業界のこの新年はどうなるか?8月にはリオデジャネイロオリンピックが開催され、新興経済圏が一層のこと活性化されると、いつもの出だしで進めたいところであるが、今年の場合は、昨年来吹き荒れたM&Aの嵐が年越し状態でさらにその勢いが増すのではないかという見方も出てきている。モバイル機器の減速、IoT、wearableはじめ新分野などへの目配りとともに、M&Aの動きがどのように落ち着いていくか、見守らざるを得ない現況がある。 [→続きを読む]

押し迫っても止まないM&Aの嵐、TsinghuaのSPILはじめ買収攻勢の波紋

押し迫っても止まないM&Aの嵐、TsinghuaのSPILはじめ買収攻勢の波紋

2015年もあと10日と押し迫ってきたが、半導体業界のM&A旋風は一向に収まる気配となっていない。特に、中国政府の半導体業界の自立化に向けた動きが一層渦巻いており、M&Aに動くTsinghua Unigroupが台湾の実装&テストのNo.2であるSiliconware Precision Industries(SPIL)のstake買収に向かっているのを受けて、No.1のAdvanced Semiconductor Engineering(ASE)がSPILの全株式を買収するという反転の動きが見られている。TSMCが12-インチfabの中国での自前の工場進出の意向を固めたばかりであるが、台湾そして中国各々の出方に注目せざるを得ない年越し&新年となってきている。 [→続きを読む]

TSMCの12-インチfabが加速する中国半導体業界構造の移行

TSMCの12-インチfabが加速する中国半導体業界構造の移行

今までどちらかというと引いたスタンスであった世界最大のファウンドリー、台湾のTSMCの中国に対する投資姿勢であったと感じるが、このほど江蘇省南京市に完全所有、自前の12-インチウェーハfabおよび設計サービスセンターを建設する取り組みを発表、申請を台湾政府に対して行っている。最先端の度合いはじめ認可の対応が注目されるとともに、半導体業界の自立化を進めて本年の世界半導体業界でのM&Aの嵐の目の大きな1つになっている中国での設計への重点の移行について、加速していく展開が見込まれてくる。 [→続きを読む]

微増の販売高、$336 billionに対し、$100 billion超のM&A規模

微増の販売高、$336 billionに対し、$100 billion超のM&A規模

まだ締めるには早いが、本年の半導体業界の大きな動きを表わし示すこのタイトルの2つの数字となりそうである。米国Semiconductor Industry Association(SIA)から定例の月次、この10月の世界半導体販売高とともに今回は再来年までの年間販売高の予測が表わされている。今までの最高である昨年を越えるかどうかが注目される本年の販売高については、0.2%増と辛うじて増加の見方となっている。今年は繰り返し表している通り、M&Aの嵐が吹き荒れ続けている半導体業界であるが、発表された買収総額が$100 billionを越えたとする見方がいくつか出始めている。 [→続きを読む]

「ロボット新戦略2020年」はデバイスにインパクト〜センサ・MCU・FPGAが活躍

「ロボット新戦略2020年」はデバイスにインパクト〜センサ・MCU・FPGAが活躍

「少子高齢化の世の中にあっては、とにかく大量に移民を受け入れるか、中高年者や女子労働力のフル活用を進めるしかない。しかし、もう一つの解がある。それは日本企業が世界の40%シェアを占有するロボット産業を加速することだ。作業、介護、サービスをこなすヒト型ロボットを量産し、あらゆる社会の現場に回せといいたい」。 [→続きを読む]

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