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TSMCの12-インチfabが加速する中国半導体業界構造の移行

TSMCの12-インチfabが加速する中国半導体業界構造の移行

今までどちらかというと引いたスタンスであった世界最大のファウンドリー、台湾のTSMCの中国に対する投資姿勢であったと感じるが、このほど江蘇省南京市に完全所有、自前の12-インチウェーハfabおよび設計サービスセンターを建設する取り組みを発表、申請を台湾政府に対して行っている。最先端の度合いはじめ認可の対応が注目されるとともに、半導体業界の自立化を進めて本年の世界半導体業界でのM&Aの嵐の目の大きな1つになっている中国での設計への重点の移行について、加速していく展開が見込まれてくる。 [→続きを読む]

微増の販売高、$336 billionに対し、$100 billion超のM&A規模

微増の販売高、$336 billionに対し、$100 billion超のM&A規模

まだ締めるには早いが、本年の半導体業界の大きな動きを表わし示すこのタイトルの2つの数字となりそうである。米国Semiconductor Industry Association(SIA)から定例の月次、この10月の世界半導体販売高とともに今回は再来年までの年間販売高の予測が表わされている。今までの最高である昨年を越えるかどうかが注目される本年の販売高については、0.2%増と辛うじて増加の見方となっている。今年は繰り返し表している通り、M&Aの嵐が吹き荒れ続けている半導体業界であるが、発表された買収総額が$100 billionを越えたとする見方がいくつか出始めている。 [→続きを読む]

「ロボット新戦略2020年」はデバイスにインパクト〜センサ・MCU・FPGAが活躍

「ロボット新戦略2020年」はデバイスにインパクト〜センサ・MCU・FPGAが活躍

「少子高齢化の世の中にあっては、とにかく大量に移民を受け入れるか、中高年者や女子労働力のフル活用を進めるしかない。しかし、もう一つの解がある。それは日本企業が世界の40%シェアを占有するロボット産業を加速することだ。作業、介護、サービスをこなすヒト型ロボットを量産し、あらゆる社会の現場に回せといいたい」。 [→続きを読む]

アップル、中国が引っ張る今までにない半導体業界における変化

アップル、中国が引っ張る今までにない半導体業界における変化

本年、2015年もあとひと月を残すのみとなったが、春先から現時点に至るまで半導体業界のM&Aの嵐が吹き荒れ続いて、今までにない大きな変化に見舞われているという強い実感がある。モバイル機器が引っ張ってぐんと拡大した半導体市場の規模、大きさであるが、特に本年に入ってから強まった減速感、停滞感からの脱却、そして次への飛躍を図る動きがこの大きな変化を引き起こしていると受け止めている。その矢継ぎ早の速さ、そしてグローバルに世界各地を巻き込む規模は類例を見ず、そこにはアップル、中国が引っ張る現時点の激動の渦が見られている。 [→続きを読む]

世界を駆け巡る半導体業界M&Aの動き、アップデート&新規案件

世界を駆け巡る半導体業界M&Aの動き、アップデート&新規案件

半導体業界のM&A(企業の合併、買収)の動きが依然続いており、大規模に世界を駆け巡る案件が相次いでいる。停滞感、減速感の強いエレクトロニクス・半導体市場の中でシェアアップ、事業の幅の拡大、そしてInternet of Things(IoT)はじめ新規市場への進出を目指した大手プレーヤー間の統合の動きに、中国のTsinghua Unigroupをはじめとする同国半導体業界自立化をかけた動きが輪をかけて追い打つ形勢を受け止めている。本年、2015年の半導体業界を特徴づけるキーワードとなっているM&Aであるが、落ち着くことなく新たな動きがまたまた重なって生じてきている。 [→続きを読む]

ソニー、5年ぶり黒字は好調な半導体がたたき出す〜CMOSセンサが切り札

ソニー、5年ぶり黒字は好調な半導体がたたき出す〜CMOSセンサが切り札

ソニーは先ごろ、2015年4-9月期の連結決算を発表したが、1159億円の黒字を計上し、上期としての最終黒字は実に5年ぶりのこととなった。ここで出した純利益は、パナソニック、日立、三菱電機の金額を上回るものであり、電機6社の中で最も多いのだ。見逃せないのはこの利益の多くをたたき出したのが半導体などの電子デバイス部門であり、実にここの営業利益は58%も増えた。 [→続きを読む]

Internet of Things(IoT)市場の立ち上がり、伸びへの高まる期待

Internet of Things(IoT)市場の立ち上がり、伸びへの高まる期待

スマートフォンはじめモバイル機器の減速感、停滞感が高まって、本年の世界半導体販売高の予測について史上最高を記録した昨年を下回るという見方がいくつか続けて見られてきている。今後の新市場を切り開くキーワードとして、Internet of Things(IoT)およびwearablesがあり、エレクトロニクスおよび半導体関連の国際的学会、展示会、各社イベントでは新製品とともにいろいろな切り口の議論が続く本年そして現時点である。ARM TechCon(2015年11月10-12日:SANTA CLARA, Calif.)が開催されて特にIoT関係への取り組み、今後の展望が相次いだということで、以下にまとめて現下の流れに注目していく。 [→続きを読む]

省エネスパコンの競争が始まっている

省エネスパコンの競争が始まっている

理化学研究所らが開発した液浸冷却スーパーコンピュータは、7.03ギガフロップス/ワット(GFlops/W)を達成して省エネスパコンの世界一になったと夕刊の読売新聞がこの10月22日に報じた(参考資料1)。スパコンの世界ランキングは複数あるが、今回は、消費電力性能部門のGreen500での成果だ。世界一になった我が理研スパコンの愛称は「菖蒲 Shoubu」と称する。 [→続きを読む]

9月も前年下回る世界半導体販売高:M&Aの嵐の目、中国・Tsinghua

9月も前年下回る世界半導体販売高:M&Aの嵐の目、中国・Tsinghua

米国Semiconductor Industry Association(SIA)から月次世界半導体販売高が発表され、今回はこの9月についてであるが、3ヶ月連続で前年同月を下回る結果となっている。7-9月の第三四半期で見ると、前四半期、4-6月を1.5%上回っているが、本年、2015年販売高が史上最高を記録した昨年を上回るかどうか、微妙な情勢である。一方、半導体業界のM&Aの嵐は、依然と収まる兆しはなく、日々動きが見られており、その中心にある中国の国家支援ハイテクconglomerate、Tsinghua Unigroupに特に注目させられている。 [→続きを読む]

環境、安全から自動運転に至るまで車載用半導体を巡る活発な動き

環境、安全から自動運転に至るまで車載用半導体を巡る活発な動き

高信頼、車載規格、カーエレクトロニクスと、時間軸を遡って車載用半導体を巡るキーワードが浮かんでくる。暑さ、寒さの極限の環境のもとでの動作に耐えなければならないということで、特に低温、-40℃保証の選別検査に奮闘したころを思い出すところがある。最近の車を目にすると、あまりにも多くの機能の説明に驚かされ、モバイル機器を使いこなせない状況に通じるところである。メモリ、マイコン、センサはじめ車の電子化を支える最新の技術、取り組みが数多く目に入ってきて、現時点のアップデートである。 [→続きを読む]

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