セミコンポータル
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2009年4月

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パワーマネジメントチップに強い米National Semiconductor社が、効率が高く消費電力の低いD級アンプを携帯機器にも適用するようになった。このほど、高機能版とローコスト版の2種類を同時に発売した。いずれのチップもシステムレベルから消費電力削減を考えるPowerWise技術を使っている。実際の回路に組んだチップでスピーカー、イヤフォンを駆動しデモンストレーションした。 [→続きを読む]
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NECエレクトロニクスとルネサス テクノロジの半導体事業を統合する方向で、それらの親会社である日本電気、日立製作所、そして三菱電機を含めて5社が協議することに合意した。ルネサス、NECエレとも2009年3月期の決算は赤字の見通しで、事業再編を模索していた。両社の統合に関して2010年4月1日を目途に統合することを検討するという。 [→続きを読む]
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20年ぶりだろうか、30年ぶりだろうか、Solid Stateという言葉を聞いたのは。昔は真空管から半導体トランジスタに置き換わるようになったため、チューブに対してソリッドステートという言葉が半導体を指すようになった。かつて、増幅器は真空管が主力だったが、半導体トランジスタでも増幅器ができるようになり、固体の方が真空管よりも信頼性が高くなるだろうと予想された。 [→続きを読む]
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先週のニュースは、米国のオラクルによるサンマイクロシステム買収を採り上げようと思っていた。この話は単なる米国企業の買収劇ではなく、SoCビジネスの大きな技術トレンドを表しているからだ。そのことについてぜひ採り上げたいと思っていた。ところが中国からとんでもないニュースが飛び込んできたため、急きょ差し替えというか、こちらの話を重点に置くことにした。 [→続きを読む]
半導体業界は底入れの空気が斑模様で見えている感じがするが、今や半導体という枠組みに留まるのではなく、市場経済全体の視点で見つめざるを得ない状況ということと思う。"産業の米"と言われてから相当経つが、あらゆる産業分野に浸透していて、半導体の動静、動向は世界経済の状況、推移をますます色濃く映し出す指標にも思えてきている。 [→続きを読む]
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メンター・グラフィックスは、配線層のバラつきによってタイミングの変動が大きくなってくる65nm以下のプロセスにおいて、プロセス上でバラつきを減らすのではなく設計上からプロセスばらつきを減らすための設計ツールCalibre platformの機能を強化し、その詳細を明らかにした。45nm、32nmと微細化が進むにつれ、CMP(chemical mechanical polishing)による配線の幅や間隔などの加工バラつきはもはや許容範囲に収まらなくなってくる。この製品は加工バラつきを設計上から減らそうという訳だ。 [→続きを読む]
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先の4月22日にようやく「改正産業活力再生法」(通称、産業再生法)が国会で成立した。ここで初めて、エルピーダやパイオニア、日立製作所などへの公的資金を資本注入できるようになる。実際には日本政策銀行を通じての出資となる。ただ、この再生法の改正点には官民の投資ファンドの設立も含まれている。その投資ファンド企業について日本経済新聞が4月23日付けで述べている。 [→続きを読む]
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富士通マイクロエレクトロニクスは、ビデオストリームを伝送するのに適したIEEE1394インターフェース規格を自動車に応用することを提案、これを1394 Automotiveと呼び、そのコントローラチップMB88395をこのほどサンプル出荷し始めた。1394規格は当初の400Mbpsから今や3.2Gbpsまで標準化されており、今回は800Mbpsのデータレートで伝送できるチップである。カーエレに1394がどのようなインパクトを及ぼすか。 [→続きを読む]
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「不況、不況とあおり過ぎ、もはやモノが足りなくて生産増強している所もある、もう不況の底は打った」といった景気状況がはっきり見えてきた。セミコンダクタポータルが主催したSPIフォーラム「半導体エグゼクティブセミナー この不況はいつ回復するか、何を準備しなければいけないのか」では、ドイツ証券副会長の武者陵司氏、UBS証券アナリストの山本義継氏、アイサプライ・ジャパン副社長の南川明氏という日本を代表するアナリストが現状と未来について語り、新しいビジネスモデルで成長を続けるクアルコムジャパンの前田修作氏がその戦略を明かした。 [→続きを読む]
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アンチヒューズ方式のFPGAを売り物にしていた米QuickLogicが製品戦略の方針を変えた。狙う市場は携帯電話やPDA、PND(パーソナルナビゲーションデバイス)などの携帯機器。このため汎用のインターフェースを揃えながら、しかもユーザーごとにカスタマイズするプログラマブルな部分も残す。こういった方式をCSSP(customer specific standard products)と呼び、かつてのコア技術を生かしながら、今のユーザー仕様を満たしていくという、新戦略に打って出た。 [→続きを読む]

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