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2009年3月

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先週、大手エレクトロニクスメーカーの日立製作所と東芝の社長交替というニュースが発表された。日立は2009年3月期に7000億円にも上る赤字を計上する見込みがはっきりしてきたことに対する「事実上の引責」と日本経済新聞は伝えた。同じ日経新聞が東芝の人事を西田社長から佐々木則夫副社長の昇格を、「選択と集中加速」という見出しで伝えている。東芝と日立の伝え方に温度差がある。 [→続きを読む]
国内多くの各社の年度末が近づいて、組織改正や事業再構築の報道が連日のように相次いでいる。相変わらずの厳しい市場環境の見方が続く中、好転の兆しと思しき内容にどうしても目が行くとともに、生き残りをかけて取り組む様々な動きには引き続き注目せざるを得ない。今回は今後に向けた3-D IC技術の取り組みをアップデートしている。 [→続きを読む]
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SEAJ(日本半導体製造装置協会)が発表した、2009年1月の日本市場における半導体製造装置のB/Bレシオ(販売額に対する受注額の比)はこれまでの最低記録をさらに更新し0.37となった。3ヵ月間の移動平均の販売額は290億3800万円であったが、受注額は111億5300万円と低くなった。受注額が低いということは、今後の収入が少ないという意味である。製造装置の景気回復はまだ見えてこない。 [→続きを読む]
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英国が半導体産業・エレクトロニクス産業を重視している姿を昨年、「特集・英国株式会社」において伝えた。英国は、UK(ユナイテッド・キングダム)と呼ばれるように、イギリス=イングランドではない。UKはイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドを併せて英国と呼ぶ。スコットランドはもともと王国であったせいか、祖国に誇りを持つスコットランド人は多い。ロンドンにあるスコットランド投資庁は英国国旗のユニオンジャックではなくスコットランドの旗を飾っている。 [→続きを読む]
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2月23日付けのニュース、「マーケット」と「ニュース解説」で在庫調整が進みすぎて、その調整局面に入ったことを伝えた。ここ数カ月間在庫を絞るだけ絞ったため、その反動がやってきたという訳だ。このためこれから出荷量はやや増えていくということを述べたが、先週のニュースでもそれを裏付ける報道があった。 [→続きを読む]
好材料探しにどうしても躍起になる現状の市場状況であるが、第二四半期、4-6月に向けて、半導体ファウンドリー業界および国内自動車業界の一部から戻しに転じる動きが伝えられている。米国Semiconductor Industry Association(SIA)からは、半導体はじめ科学技術について世界をリードする競争力維持・向上のために一層の政府支援を求めるwhite paperが出されており、以下これらに注目である。 [→続きを読む]
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この1月における世界の半導体製造装置の販売統計が発表された。それによると、販売実績は前年比で見る限り、大きくマイナスに振れていることには変わりはない。それどころか、1月実績は対前年比63.1%減の12億2537万ドルに下がった。対前年比としてはここ1年間の最低である。これまでの最低は、2008年11月の57.6%減だった。 [→続きを読む]
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BGAでは対応できないような多ピンのLSI を実現できるμPILR(マイクロピラーと発音)技術の信頼性が高いことがわかってきた。数1000〜1万ピンもの多ピン(多バンプ)のLSI を作り出すための新しいパッケージがこのμPILRである。開発した米Tessera Technologies社はこのほど、このパッケージング技術を台湾のKinsus Interconnect Technology社にライセンス供与すると発表した。 [→続きを読む]
米フェアチャイルド社のゴードン・ムーア(敬称略、以下同様)は1965年に有名なムーアの法則を唱えた。そのエッセンスは、「半導体チップに搭載されるMOSデバイスの数は、ほぼ1年で倍増させることが可能である」と言うものである。発表された当時ムーアはロバート・ノイスと共にフェアチャイルド社を起し、そこで働いていたが、ムーアの法則を最も広く引用したのはフェアチャイルド社ではなく、二人がアンディ・グローブと共に1968年に設立したインテル社である。 [→続きを読む]
セミコンポータルの会員読者に2月中最も多く読まれた記事は、2月2日のニュース解説「東芝・NECとの統合交渉は真実か?そのメリットはなにか?強くなれるシナリオは?」であった。これは1月30日の日本経済新聞に出た記事を解説したもので、その前日に行われた決算発表に出席し現場で見たジャーナリストとしての声を伝えた記事である。最近、業界再編という視点の新聞報道が多く、このニュースは勇み足だったといえそうだ。第2位は。。。 [→続きを読む]

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