2009年3月10日
|産業分析
「試作、少量生産の半導体ウェーハラインが欲しい」、「これまで使ったことのない新しい材料を半導体ウェーハラインで使ってみたい」、「設計したIC回路を早くシリコンに焼き込みたい」。このような要望を持つファブレスメーカーやIDM、チップユーザーに理想的な試作ファウンドリが、顧客を探しに日本へやってきた。これまで米国の顧客が中心だった米SVTC Technologies社は日本市場を開拓、国内のファブレスやIDMを応援する、試作・小規模生産のファウンドリ企業だ。
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2009年3月10日
|鴨志田元孝の技術つれづれ
東芝とアプライドマテリアルズジャパンの要職を経て、現在は熊本県産業技術センター所長をされている柏木正弘氏より、掲題の講演打診が来たのは2008年6月であった。視野の狭い筆者にとっては想定外のテーマで、一瞬絶句し、「・・・昔は確かに、歩留まりはラインの揺らぎまかせで、半導体はお天道様まかせの農業と同じだという議論もあったが・・・」と言うと、一笑に付され「そうではない。今、地域振興策で農工商連携が重要と言われている。その一環」とのこと。ひとまず、知的財産という切り口なら新規性もあるだろう、まとまるか否か皆目見当も付かないが、調査はしてみようということになった。
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2009年3月 9日
|週間ニュース分析
ファウンドリビジネスに関して2つの大きなニュースがあった。一つは米AMD社がチップ製造部門を切り離してファウンドリとした独立企業、GlobalFoundries社が正式に設立されたこと。もう一つは米Intel社が初めて外部のファウンドリ(TSMC)を使ってチップを生産すること、である。いわゆる「日本ファウンドリ」は日の目を見ないまま消え去るのか、世界のファウンドリビジネスとの違いを考察してみたい。
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2009年3月 9日
|長見晃の海外トピックス
世界経済不況の渦中で、半導体業界でも各国・地域の政府支援を模索する動きが方々で見られるとともに、新たな業界再編や提携が表面化して、競合の色模様の変化というものを感じている。米SIAからの1月の世界半導体販売高発表は、当然ながら世界経済の現状を色濃く映し出す内容になっている。
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2009年3月 5日
|市場分析
米市場調査会社IC Insights社が3月に発表した、2008年の半導体メーカーランキングによると、大きく沈むメーカーが多い中、ファブレスの2強、クアルコムとブロードコムが飛躍的に伸びた。クアルコムは2007年の13位から8位にトップテン・ランキン入りし、ブロードコムはトップ20圏外から17位に入った。
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2009年3月 5日
|市場分析
中国のIC産業が世界同時不況の影響を受け、2008年の伸び率は5%にとどまり、2007年の24.3%から大幅に低下している。2009年も4%前後の伸びと予測されている。中国は国家を上げて内需拡大を推進してきているが、半導体ICは世界の工場として生産してきたものが多いため、どちらかといえばICを使う最終セットもこれまで輸出志向であったため、ICの輸出分と、中国国内で消費するICでさえセットを輸出するという産業構造から、世界恐慌の影響を受けているという訳だ。
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2009年3月 3日
|湯之上隆の視点
5月下旬に関西で開催されるSEMI FORUM JAPANのマニュファクチャリングサイエンスセミナーから「歩留まりと信頼性」に関する講演依頼を受けた。その際、チェアマンとのやりとりの中で、以下のような話が出てきた。 1)歩留まりは高いほど良い、2)信頼性は高いほど良い、3)車載半導体など人命にかかわるものは、故障率をゼロにしなくてはならない。半導体業界において、これらの命題は、当然のことと思われているようである。果たして、それは、正しいのか?
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2009年3月 2日
|週間ニュース分析
日本市場において太陽電池の熱い戦いが始まりそうだ。経済産業省が1990年代後半から始めた、太陽電池発電装置を導入する家庭に補助金を出し、さらに発電した電力を電力会社に売るというビジネスがしばらく途切れていたが、この1月から再開した。ここ2〜3年、日本の太陽電池パネル市場は毎年20%減で減少してきた。その補助金が打ち切られたからだ。再び補助金を家庭に出すことになり、太陽電池の日本市場が再び成長路線に切り替わりそうだ。こういったニュースが相次いでいる。
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2009年3月 2日
|市場分析
日本製半導体製造装置の受注はまだ回復の道筋が見えない。日本半導体製造装置協会(SEAJ)が発表した、この1月における半導体製造装置のB/Bレシオ(販売額に対する受注額の比)は0.55と、ここ数年で最も低い値となり、その絶対額もこれまでになく低い。3ヵ月の移動平均で見た、販売額が458億400万円、受注額は252億800万円と、いずれもここ数か月の最低記録を更新した。
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2009年3月 2日
|長見晃の海外トピックス
東京では2回目の開催というJEDEC meetingがあるという連絡を受け、顔を出して久しぶりの懇親である。小生には、30年にも及ぶJEDECとのつながりであり、グローバルにお付き合いすることの重要性、楽しさ、そしてなにより厳しさも感じさせられたし、その余韻が今なお続くところである。
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