2017年6月14日
|経営者に聞く
Alex Davern氏、National Instruments社、CEO
2017年1月1日にNational Instruments社のCEOに就任したAlex Davern氏。同社はソフトウエアとプログラム可能なハードウエアをプラットフォームとして様々な計測を1台でやってのける測定器メーカー。1976年の創業以来、ドクターTこと、James Truchard氏がCEOとして率いてきた。カリスマ的ながら非常に親しみやすいドクターTの後を継ぐことになったDavern氏はどのように舵取りしていくのか、聞いた。
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2017年6月12日
|週間ニュース分析
台湾勢と韓国Samsungのニュースが多い1週間だった。6月9日の日本経済新聞は台湾TSMCと韓国Samsungのライバル争いについて記事を掲載、NANDフラッシュでSamsungが中国工場に1兆円を投資するなどの動きも目に付く。
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2017年6月 9日
|市場分析
半導体産業は依然として好調さが続いている。SIA(半導体工業会)が発表した2017年4月の世界半導体市場は前年同期比20.9%増の313億ドルと驚異的な伸びを示した。これは3カ月の移動平均値であるが、年度末や四半期末に当たる3月は季節柄売り上げがの多い月だが、その時の309億ドルと比べても1.3%増と成長している。
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2017年6月 7日
|市場分析
WSTS(世界半導体市場統計)が2017年の世界半導体市場を前年比11.5%増になると大幅な上方修正を行った。前回の予測は2016年11月に発表されていたが、その時は3.3%成長だった。市場調査会社の予測も、次々と上方修正してきた。Gartnerは5月に12.3%成長、IC Insightsは4月に11%成長と修正した。
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2017年6月 6日
|産業分析
IoTシステムの中で、センサ機能を持つIoT端末からゲートウェイまでのレイヤーをエッジと呼ぶが、そのエッジの中でのハードウェアとソフトウエアの共通プラットフォームを作ることを目的とする団体「エッジプラットフォームコンソーシアム」が設立された。
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2017年6月 5日
|週間ニュース分析
これまでのパソコンは、Wintel(ウィンテル)と呼ばれるくらいIntelとMicrosoftとの結びつきが強かった。ここにMicrosoftのWindowsとARMアーキテクチャとの新たな連携が生まれた。実際にチップをWindows 10パソコンに供給するのは、Qualcomm社だ。すでにASUSやH-P、Lenovoといった大手パソコンメーカーが出荷を準備している。
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2017年5月29日
|週間ニュース分析
やはり半導体産業の好調が続いている。そのけん引となるのは、新しいITのメガトレンドだ。IoT、AI(人工知能)、クラウド、5G(第5世代の無線通信)、そしてクルマの自動運転化、である。これらのテクノロジーはバラバラではない。融合(コンバージェンス)しながら、相互利用によって、より賢いシステムを作るために必要となる。もちろんテクノロジーの本質は半導体だ。
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2017年5月22日
|週間ニュース分析
東芝メモリを巡る売却が暗礁に乗り上げている。四日市工場で東芝と共同で運営している米Western Digitalが法的手段に訴えたことに対して、話合いを継続し、情報アクセスを遮断しないとした。投資ファンドのベインキャピタルがMBO(経営陣が参加する買収)を提案するという報道もある。銀行団も黙っていない。
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2017年5月15日
|週間ニュース分析
東芝メモリ株式会社の売却を巡って、膠着状態が続いていたが、今朝(5月15日)になって事態が大きく動いた。Western Digitalが東芝のメモリ事業売却差し止めを国際仲裁裁判所に申し立てたのである。これによると、東芝による売却差し止めの仲裁と、分社化の撤回を求めている。
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2017年5月10日
|市場分析
今の世界半導体メーカートップ10社はどこか。米調査会社のIC Insightsが2017年第1四半期(1Q)の世界半導体企業売上額トップ10社を発表した。それによると、1位Intelの142億ドルに対して2位Samsungが136億ドルと急激な追い上げを見せている。総じてメモリメーカーは絶好調だ。
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