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8月に最もよく読まれた記事は直近の世界半導体ランキング

2023年8月に最もよく読まれた記事は「直近2023年第2四半期の半導体企業ランキング、円安で日本はルネサスのみ」であった。これは、2023年第2四半期の決算発表が終わった後に、市場調査会社のSemiconductor Intelligenceが各社の売上額を整理して発表したもの。決算時期が1カ月程度ずれている企業もふくまれているが、4〜6月期に近い時期に合わせて掲載している。

前月によく読まれた記事

2番目によく読まれた記事は、「共鳴トンネリングを利用する新不揮発性RAMで英ベンチャーが最優秀賞を受賞」であった。これは、浮遊ゲート構造の中に超格子のような量子井戸を2個形成し、共鳴準位が揃ったときにはじめてトンネリングできるというメモリセルで、電荷の行き来でダメージを受ける構造にはなっていないため、書き込み消去回数にほとんど制限がないというRAMメモリ。

第3位「2022年のOSAT市場、上位10社で市場シェアの80%を占める」は、2022年のOSATの大手トップファイブを紹介した記事。調査会社のIDCが上位5社が約7割、下位5社が1割、さらに10位以下が2割という調査結果をまとめたもの。

第4位の「日本の半導体製造装置産業は本当に強いのか?不都合な真実!」はブロガーの服部毅氏の記事で、日本の半導体製造装置産業の世界シェアが少しずつ落ちてきていることへの懸念を示した記事。

第5位「Applied Materials、東京エレクトロン、Lam決算報告から見える回復傾向」は、半導体製造装置企業の決算が発表され、その傾向をまとめたもので、回復傾向がみられるものの、中国依存が減っていないことがよくわかる。

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