2017年2月に最もよく読まれた記事は東芝メモリの完全独立へのススメ
2月に最もよく読まれた記事は「東芝の半導体新会社は完全独立が望ましい」である。ここでは、親会社から分社化した世界の半導体企業NXPやInfineon、ON Semiconductor、Avago(今はBroadcom)などの成功に比べ、日本の半導体は、親会社の影響が強く、独自色が出せずにズルズル敗退してきた実情に対して、完全独立で世界と戦う方が望ましいことを述べた。
第2位の「東芝、メモリを売って債務超過を避ける方針」、第3位の「東芝は半導体の分社化を急げ」共、東芝が原子力部門で大赤字を出し、債務超過に陥ったため、半導体を分社化しようという話が出てきたことについて述べたもの。半導体の分社化によって本体の資金を調達する東芝の迷走は、毎週大きな動きとして新聞紙上を賑わした。
第4位の「建築中のApple新社屋を見た」では、Appleが新社屋をシリコンバレーに建設しているが、2月22日の朝、そのコンセプトについてプレスリリースで発表したため、たまたまシリコンバレーに出張にきていた編集長が急きょ現場に駆け付け記事にした。
第5位「半導体購入ユーザーのトップはSamsungに」では、これまで半導体を購入するユーザーのトップはAppleだったが、2016年はSamsungに抜かれ、2位になった。