半導体・電子設計産業は堅調に成長、直近の1年は10.4%増の202億ドルに
2025年第2四半期(4〜6月)における世界のESD(Electronic System Design)市場規模がまとまった。それによると前年同期比8.6%増の50.894億ドルに成長した。これはSEMI Technology Communityの一部門であるESD Allianceが発行したElectronic Design Market Data(EDMD)レポートで明らかになった。
図1 半導体および電子システム設計産業の伸び 出典:SEMI ESD Allianceのデータを筆者がまとめた
SEMI EDMDレポートのエグゼクティブスポンサであるWalden C. Rhines氏は、「2025年第2四半期のEDA(Electronic Design Automation)産業は堅調に推移している」と述べている。直近1年間(24年3Q〜25年2Q)の市場は、年成長率10.4%で伸びており、202.3億ドル(約3兆円)となった。
ESD産業を分野別に見ると、CAE(Computer-Aided Engineering)と、IC物理設計および検証(IC Physical Design and Verification)、PCBおよびMCM(Printed Circuit Board and Multi-Chip Module)、半導体IP(Semiconductor Intellectual Property)、サービスからなっている。それぞれ前年同期比17.2%増の19.29億ドル、同9.9%増の7.019億ドル、同7.8%増の4.305億ドル、同11.9%増の2.012億ドル、となっている(表1)。

表1 2025年第2四半期におけるESD産業規模は毎年成長 出典:SEMIのデータを筆者がまとめた
地域別では、米国と欧州(Europe, Middle Esat, and Africa)が二桁の伸びを示しており、半導体設計や電子システムの設計に長けていることと関係しているようだ。半導体設計に弱い日本はEDA市場の全く伸びていない。2020の第2四半期から現在の2025年第2四半期までを世界と日本で比較してみると、世界がこの5年間で83%もの伸びを示したのに対して、日本はわずかに15%の伸びに留まる。また、この1年間の年成長率で世界各地と比べても日本はわずか4.4%と少ない。
参考資料
1. 「2025年第1四半期におけるESD市場はYoYで11%成長」、セミコンポータル、(2025/07/30)


