2008年10月30日
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Tien Wu氏、台湾ASE Group COO(最高執行責任者)
半導体チップのトップアセンブリメーカーとしてASE Group(日月光集団)は、日本のNECエレクトロニクスの山形県にあった高畠工場を傘下に収め、世界各地に工場を持っている。台湾の高雄、韓国、中国、シンガポール、アメリカ、マレーシアにも工場を持ち、TSV(through silicon via:貫通電極)技術にも積極的に投資、開発している。10月末に東京新宿のハイアットリージェンシー東京で開かれたISSM(International Symposium on Semiconductor Manufacturing)で基調講演を行ったTien Wu最高執行責任者(COO)に昨今のASEの業績と今後の見通しなどについて聞いた。
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2008年10月28日
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東京大学生産技術研究所教授 桜井貴康氏
システムVLSI設計工学を専攻する東京大学生産技術研究所の桜井貴康教授は、チップ同士を積層する3次元実装技術を研究している。TSVで直流的に上下のウェーハを接続するだけではなく、C(キャパシタンス)結合や最近ではL(インダクタンス)結合という接続もありうることを実験で示した。かつて桜井教授は東芝の半導体技術研究所で高集積高速SRAMを、現ザインエレクトロニクスの飯塚哲哉社長の下で開発してきた。東京大学へ移ってからも高速SRAMの流れをくみ低消費電力のCMOS回路などの研究を行ってきた。なぜ今3次元ICを研究するのか。同氏の半導体への想いを聞いた。
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2008年3月 6日
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MTI Micro Fuel Cell社 CEO Peng Lim氏
米MTI Micro Fuel Cell社は機器メーカーMTI(Mechanical Technology Inc.)Holdings社が持つ二つの子会社の一つで、2000年に燃料電池を開発・製造するという目的で設立された。MTIそのものは1961年設立の古い企業であり、傘下にMTI Microと、精密測定機を手掛けるMTI Instrumentsを持つ。MTI Microはメタノールを燃料とする燃料電池を開発してきた。2008年2月末に東京ビッグサイトで開かれた「燃料電池展2008」では、携帯機器に使用する小型燃料電池試作品のシリーズを数々見せた。MTI Micro Fuel CellのリーダーであるCEOのPeng Lim氏に製品戦略を聞いた。
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2007年12月14日
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Lothar Maier、米Linear Technology社 CEO
昨年、米ビジネスウィーク誌が高収益のハイテク企業のトップテンを発表したが、売り上げに対する利益(経常利益)の割合、利益率が40%を超え、トップ5社にランキングされたリニアテクノロジー。その下にマイクロソフトやヤフーなどがランクされていた。リニアテクノロジーは2007年度売り上げがほぼ横ばいと伸びなかったのにもかかわらず、利益率はきっちり守っている。常に40%前後の純利益率であり40-50%の経常利益率を保持する。その秘密は何か。他社との違いは何か。ほかの半導体ビジネスモデルとは何が違うのか。ローサー・マイヤーCEOに聞いた。
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2007年12月 3日
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John Moor氏、マーケティングディレクター、National Microelectronics Institute
英国のNMI(National Microelectronics Institute)が半導体産業復活を賭けて、グローバルな協力から次の時代への成長を求め動き出した。NMIは日本のJEITAに似た非営利団体であるが、日本のエレクトロニクスメーカーとのコラボレーションを求めてこのほど来日した。マーケティングディレクターのJohn Moor氏にその実態を聞いた。
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2007年10月19日
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コバレントマテリアル 代表取締役社長 香山晋氏
東芝セラミックスが東芝の関連会社から独立し、社名もコバレントマテリアルと変えて半年が経過した。コバレントを引っ張るリーダーの香山晋氏は、かつて東芝半導体グループのエリートエンジニアであった。東芝の半導体グループから東芝セラミックスへ2004年6月に転出した同氏が、東芝へ別れを告げ、コバレントになって本当の意味での独立を果たした。この後、コバレントをどのようにして引っ張っていくのか。その手腕が試される。渦中の香山晋代表取締役社長にそのかじ取りについて聞いた。
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2007年10月 9日
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株式会社イー・シャトル 代表取締役社長 土川春穂氏
これまでEB直描(電子ビームによる直接描画技術)はいつ来るかと言われながら、その明確な応用がはっきりしなかった。一方、65nmプロセスのマスクセットは2億円にも達すると言われるようになった。マイクロプロセッサとメモリー、各種のIP、周辺回路などを1チップに集積する、組み込みSoC時代がやってくると少量多品種が当たり前の時代になってきた。そのような時代だからこそ、EB直描のシャトルサービスを提供する株式会社イー・シャトルが生まれた。この11月1日に創立満1年目を迎える同社の代表取締役社長 土川春穂氏にこれまでの1年とこれからの戦略について聞いた。
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2007年8月27日
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エルピーダメモリ 代表取締役社長 坂本幸雄氏
日本唯一のDRAMメーカーであるエルピーダメモリ。DRAMは今年の第1四半期から第2四半期にかけて、激しい値崩れを起こした。DRAMを搭載したWindows VistaOSパソコンの売れ行きが予想以上に芳しくなかったためである。第2四半期での業績が赤字に陥ったDRAMメーカーが多い中で、エルピーダはなんとか利益を確保した。DRAMの値下がりを自ら食い止め、収益回復に向け着実にビジネスを進める坂本幸雄社長に今後の見通しを聞いた。
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2007年8月 6日
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イマジネーション・テクノロジーズ CEO Hossein Yassaie氏
英国のIPベンダーであるイマジネーション・テクノロジーズ社は、米マイクロソフト社のWindows Vistaや米アップル社のiPhoneに見られるような3次元グラフィックインターフェースがこれからのユーザーインターフェースの主流になると期待する。携帯電話などの通信機器や放送機器の基本回路をはじめとして、グラフィックス回路や演算プロセッシング処理、ディスプレイの画像処理までを含む一連の回路の流れまでをカバーするIP戦略を鮮明に打ち出した。このほど来日したCEOのHossein Yassaie氏にその詳細を聞いた。
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2007年7月27日
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International SEMATECH Manufacturing Initiative Scott Kramer氏
米半導体コンソーシアムSEMATECHの子会社で生産性にフォーカスするISMI(International SEMATECH Manufacturing Initiative)社が450mmウェーハの実用化に向けて動き出した。この7月のSEMICON Westでその旨を発表したが、このほど来日したISMIトップのScott Kramerディレクタにその詳細を聞いた。
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