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2022年8月

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活発なSiCパワー半導体:結晶新工場の建設、MOSFET企業の買収

活発なSiCパワー半導体:結晶新工場の建設、MOSFET企業の買収

SiCデバイスがようやく立ち上がってきた。米onsemiがニューハンプシャー州ハドソンにSiC結晶ブール(Siのインゴット相当)生産の新工場を設立、開所式を行った(図1)。米商務省のジーナ・レモンド国務長官も出席するという力の入れようだった。また、GaNデバイス市場で最大手のNavitasがSiCメーカーのGeneSiC Semiconductorを買収した。 [→続きを読む]

次世代半導体(2nm超)日米共同開発はいずこへ?

次世代半導体(2nm超)日米共同開発はいずこへ?

今年5月の岸田首相・バイデン米大統領の日米首脳共同声明で、次世代半導体の日米共同開発に向けたタスクフォース(作業部会)を設立することで合意した。そして、その詳細を詰める日米経済政策協議委員会(経済版2+2)閣僚級会議が去る7月29日(米国時間)にワシントンD.C.で開催された(図1)。会議の後、萩生田大臣(当時)はレモンド長官と個別テーマに関して会談したようである。 [→続きを読む]

日本半導体の復活を望む、立法・行政・民間の想い(2)〜WDのストレージ戦略

日本半導体の復活を望む、立法・行政・民間の想い(2)〜WDのストレージ戦略

キオクシアと同じ四日市と北上の工場に投資・運用しているWestern Digitalは、次の時代のコンピュータシステムがCPUセントリックからデータセントリックに変わる、との認識を示した。それらはクラウドからネットワークを経てエッジやデバイスに至るまで広がっていくとした。データ生成量は2026年には現在の2倍の2ZB(ゼッタバイト)を超える勢いで増加する(図1)。 [→続きを読む]

SOIを含むシリコンウェーハ市場は2022年、12%成長の160億ドルに

SOIを含むシリコンウェーハ市場は2022年、12%成長の160億ドルに

シリコンウェーハとSOI(Silicon on Insulator)ウェーハの合計市場が2022年に前年比12%増の160億ドルになりそうだ、と半導体関係材料の市場調査会社TECHCETが発表した。ウェーハ出荷面積は同6%増の151億平方インチになるとしている。TECHCETは半導体や半導体製造に必要な材料を専門とする市場調査会社。 [→続きを読む]

米バイデン大統領がCHIPS法案に署名、半導体投資を支援

米バイデン大統領がCHIPS法案に署名、半導体投資を支援

米バイデン大統領が半導体の生産や研究開発に527億ドルの補助金を投じるCHIPS法案に8月9日(米国時間)署名した(参考資料1)。米国内で新工場を設立する半導体メーカーに補助金が下りることになる。7月末に上院で可決・成立され、両院を通過してから9日の大統領の署名で正式に法案が成立した。 [→続きを読む]

CHIPS ActにBiden大統領署名、「一世一代」の投資と強調、様々な波紋

CHIPS ActにBiden大統領署名、「一世一代」の投資と強調、様々な波紋

新型コロナウイルスによる累計感染者数は金曜12日午後時点、世界全体で5億8847万人に達し、7日前の午後から649万人増、前週比66万人減である。 我が国では、用心&警戒しながらのお盆を迎えている。米国でのこと、7月27日に上院で、そして翌28日に下院で可決されたいわゆる国内半導体産業支援法案のCHIPS and Science Actに、Biden大統領が8月9日の朝、ホワイトハウスの南芝生で、ビジネスや政府からの数十人の支持者が出席のもと、署名を行っている。やっとたどり着いて、Biden大統領は「一世一代」の投資と強調しているが、早速方々から数多の要求の手が挙がっている一方、関係方面に様々な波紋を広げている。中国からは、当然の反発の反応である。 [→続きを読む]

日本半導体の復活を望む、立法・行政・民間の想い(1)

日本半導体の復活を望む、立法・行政・民間の想い(1)

セミコンポータルが事務局を務める半導体メモリー・イノベーション・シンポジウムである「Flash Forward Japan」(図1)が8月10日、東京赤坂インターシティコンファレンスで開催された。4件の招待講演とパネルディスカッション、衆議院議員で半導体戦略推進議員連盟会長の甘利明氏の来賓ご挨拶があった。ここでは大きな流れとトピックスのみを二部に分けて紹介する。 [→続きを読む]

ライセンスフリーのRISC-Vコアの老舗SiFiveが日本オフィス設立へ

ライセンスフリーのRISC-Vコアの老舗SiFiveが日本オフィス設立へ

ライセンスフリーのRISC-VコアをSoCやマイコンなどに使いやすいレベルに上げ、すぐに付けるようなIPコアを提供する米SiFiveが日本にオフィスを開くことを決めた。すでに日本法人は設立されており、SiFive Japanの代表取締役社長は、元ザイリンクスジャパンのSam Rogan氏(図1)。都内に物件を探している。 [→続きを読む]

米ファウンドリ3社が半導体製造サービスの受注獲得活発に

米ファウンドリ3社が半導体製造サービスの受注獲得活発に

半導体製造が弱体化していた米国でファウンドリビジネスが前向きに動き出した。Intelのファウンドリ部門が台湾MediTekにファウンドリサービスを提供することで合意した。米ミネソタ州のSkyWater Technologyがインディアナ州、Purdue(パデュー)大学と共同で半導体製造工場を建設する。GlobalFoundriesはSTMicroelectronicsと共同でFD-SOI新工場をクロルに設立することで合意した。 [→続きを読む]

早くも次のピークを見据えた設備投資相次ぐ

早くも次のピークを見据えた設備投資相次ぐ

8月4日にSPIマーケットセミナー「世界半導体市場、2022年後半から1年はどうなるか」を開催、パソコンやスマホ用半導体は過剰気味、車載用や産業用はまだ不足気味、という現状をお伝えした。後半はこれまでの成長1本とは違い下降気味も見えてくる。しかし、さらにその先の次のピークを目指す動きも出てきている。半導体関連企業の投資が目立つ。 [→続きを読む]

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