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祉潟潟若帥ゃ

2013年12月

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世界半導体市場の先行き、台湾発の動きの波紋

世界半導体市場の先行き、台湾発の動きの波紋

$300 billion突破が見込まれる本年の世界半導体市場となっているが、締めるタイミングにきて、特に世界の市場を照らす度合いが増している台湾発の動きが先行きに向けて波紋を広げている。台湾ファウンドリーの月次販売高が減少を示したことが1つ、また、台湾の組立・検査の最大手での有害排水垂れ流しの事態が起きている。クリスマスそして来る1月31日の春節に向けてモバイル機器が引っ張る市場景気の動向とともに、サプライチェーンへの影響の度合いなど、一過性で済むのかどうか、新年を迎えるこの時期当面の注目と思う。早急な回復、収拾を望むものである。 [→続きを読む]

世界のエコシステム構築に経営トップレベルが交流できるGSA

世界のエコシステム構築に経営トップレベルが交流できるGSA

世界のエコシステムをどうやって構築していくか、これをテーマにしたパネルディスカッション(図1)がSEMICONジャパンの会場で行われた。主催者のGSA(Global Semiconductor Alliance)は、世界中の半導体および半導体関連企業のトップが集まる人脈ネットワークで、事業の拡大と業界の発展に貢献することを最大の狙いとした団体だ。 [→続きを読む]

少電流・高速・1億回書き換え可能な相変化メモリをLEAPが開発

少電流・高速・1億回書き換え可能な相変化メモリをLEAPが開発

相変化メモリがRAMとして使える可能性が出てきた。超低電圧デバイス技術研究組合(LEAP)は、結晶Aと結晶Bの遷移だけで相転移できる原理を利用したメモリを開発し、1億回を超える書き換え回数を得た。これ以上の書き換えテストは時間がかかりすぎるため、中止したという。 [→続きを読む]

史上最高の月次そして年間販売高、$300 billion突破見込み

史上最高の月次そして年間販売高、$300 billion突破見込み

本年も押し迫ってきたが、米Semiconductor Industry Association(SIA)からの恒例、月次世界半導体販売高の発表は、この10月分とともにWorld Semiconductor Trade Statistics(WSTS) organizationからの本年および中期にわたる予測を受けて行われている。10月の$27.06 billionは史上最高になるとともに、今年の販売高予測は$304.3 billionと、SIA発表では史上初の$300 billion大台突破になる。モバイル機器活況によるメモリ、そしてプロセッサなどの伸びが大きく引っ張る内容となっている。

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アップルはなぜiPhoneやiPadをA7(64ビットプロセッサ)にしたのか

アップルはなぜiPhoneやiPadをA7(64ビットプロセッサ)にしたのか

アップル社のiPhone 5s発表時には64ビット化の明確な利点が強調されなかったので、「ただ、モバイル機で最初に64ビットを採用したと言いたいだけ!」などとの声も聞かれた。実際には体感しないと正確なことが言えないので、iPhone 5s、iPad mini Retinaに変更して使っての感想とこれからの展望をここで述べる。 [→続きを読む]

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