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メモリメーカーが潤っている2013年〜半導体世界トップ20ランキング

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2013年のトップ20社世界半導体企業ランキング(見込み)を、米市場調査会社のIC Insightsが発表した。1位、2位はIntel、Samsungであることには変わりはないが、メモリメーカーが伸びる見込み。加えて、スマートフォンやタブレット向けの半導体に力を入れている企業が上位にやってきそうだ。

表1 2013年世界半導体トップ20社ランキング 出典:IC Insights

表1 2013年世界半導体トップ20社ランキング 出典:IC Insights


3位、4位がそれぞれTSMC、Qualcommであることも2012年と変わりはないが、5位にSK Hynixが入る。SK Hynixは東芝、TIを抜いて前年の7位から浮上し、8位はエルピーダメモリを買収したMicronが前年10位から上がる。9位STMicroelectronics、10位Broadcomとなり、ルネサスエレクトロニクスは11位に落ちる。富士通もアナログとマイコン部門をSpansionに売却したことから、21位の圏外になる。

新規パソコンの大部分が64ビットシステムになり、iPhone 5sや新型iPadなどのスマホやタブレットも64ビットになったことから、DRAM大容量化の限界を考えなくても済むようになった。加えて、携帯機器では、プロセッサとDRAMとのやり取りはもっと高速にしたいという要求もあり、DDR2からDDR3が今や標準となっている。DRAMでは高速化と高集積化がこれからも続くことが今後の未来を開いていく。もちろん、NANDフラッシュの高集積化への要求も同様に続く。

トップ10位以内には、メモリメーカーが4社、IDMが3社、ファブレスが2社、ファウンドリ1社が入っているが、トップ20位でみるとメモリメーカー4社、IDMが8社、ファブレスは5社、ファウンドリは3社入っている。すなわち、メモリ分野は上位4社に独占され、ファブレスとファウンドリが11位〜20位に増えている傾向だ。

日本メーカーはメモリメーカーの東芝を除き良くないが、これは円安の影響による。IC Insightsは2012年の為替レートを1ドル=79.7円、2013年のそれは1ドル=96.96円として計算している。もし為替レートが2012年と同じであれば、ソニー、富士通、ルネサスの成長率はそれぞれ4%、3%、2%とプラスに転じる見込みだとこの調査会社は見ている。

IC Insightsのランキングでは、いつもファウンドリ企業も含めている。半導体市場のマーケットシェアを目的とするのではなく、半導体製造業界、設計業界の役に立つことに主眼を置いているからだ。半導体デバイスの売上全体金額は、このランキングではファウンドリの売り上げがダブルカウントされている。このことを承知の上で、ファウンドリをランキングに含めると、製造装置業界が半導体工場の規模を理解するうえで助けになるとIC Insightsは見ている。

(2013/11/11)

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