セミコンポータル
半導体・FPD・液晶・製造装置・材料・設計のポータルサイト

2009年12月

|
パワー半導体のニュースが目白押しの1週間だった。太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギーを発生させる発電所から、それを効率よく送るだけではなく平準化する送電線網のスマート化など、電力エネルギーに関係する市場はこれから膨れ上がる。この電力を直接制御するのがパワー半導体、その入力であるゲートをドライブするトランジスタやICも必要となる。そのICを制御するのがマイコン。電力市場は半導体応用の宝庫だ。 [→続きを読む]
|
クリスマス、正月、旧正月とHoliday Seasonを控え、電子機器セットの作り込みは山を過ぎて、来年、そしてその先に向けてどのような技術を駆使して市場のアプリケーション・ニーズに最大限応えていくか、この時期、タイミングにおけるいつもながらの課題であり、風情でもある。このサイクルが健全にいつまでも続くようにと願う思いがある。 [→続きを読む]
シリコンカーバイドはバンドギャップがシリコンと比べて大きく結晶の融点も高いため、高温でも動作し使用時の温度範囲を広くとれる。かつ逆耐圧が高く稼働電圧電流を大きくとれる利点もある。その上、熱伝導率はシリコンの3倍もあって、これはパワーデバイスにとって夢の半導体材料といえよう。そのシリコンカーバイドが市場に登場して来た。 [→続きを読む]
|
中国のエレクトロニクス産業が急速に回復している。家電下郷政策の効果が数字となってはっきり見えている。エアコンや冷蔵庫などの白物家電だけではなく、液晶テレビやプラズマテレビも2009年第2四半期からの伸びはすでに昨年を超えており、携帯電話も8月から昨年よりも増加した。半導体生産も5月から前年同月の生産量を超えており、その差は加速している。 [→続きを読む]
|
Daniel Armbrust氏、CEO & President、SEMATECH 米国の半導体コンソシアムのSEMATECHのトップが交替した。2009年11月12日に就任したDaniel Armbrust氏は20年以上、IBM在籍していた。製造部門、クライアント関係部門、イーストフィッシュキル工場では4年間300mmウェーハラインの開発にも従事してきた。新CEOとしてSEMATECHをどういう方向へ持っていくか、インタビューした。 [→続きを読む]
これからの半導体ビジネスを牽引する応用にはカーエレクトロニクス、ヘルスケア、再生可能なエネルギー、セキュリティなどが挙がっているが、どの分野にも共通して使える技術がワイヤレス技術である。いわゆる高周波(RF)回路と復調回路からなるワイヤレスの基本アナログ回路と、復調したアナログあるいはデジタル信号を扱う、いわゆるベースバンド信号回路がワイヤレス技術のキモを握る。IPベンダーでさえも注目し始めた。 [→続きを読む]
2009年11月にもっともよく読まれた記事は、マーケット「09年第3四半期までの半導体企業ランキング、メモリー企業が急伸」であった。これは米国の市場調査会社IC Insightsが発表した直近の半導体企業のランキングをまとめたもの。東芝とパナソニック以外の日本メーカーは順位を落とした。 [→続きを読む]
|
2010年の半導体製造装置市場は52.8%伸びる、とSEMIは予測した。2009年が45.7%減の160億3000万ドルと凹むと見積もるが、これはSEMIが市場調査データを採り始めた1991年以来最も大きな下落率となる。しかし、2010年および2011年は順調に回復するとみている。 [→続きを読む]
新政権になって行政刷新会議の「事業仕分け」のドタバタを見ながら、わが国の持っている宿痾(しゅくあ)のようなものを感じた。本来はトップが方針を明確に示して、担当者の事業仕分け人が実務を行うべきであるが、国全体の方針が明確になる前に作業が始まっている。産業、防衛、教育、医療、先端研究など国としての政策が決っていないことをよいことに虎の威を借る狐が我がもの顔に跋扈(ばっこ)する。ノーベル賞受賞者の野依良治氏がスーパコンピュータの予算カットに対し「歴史の法廷に立つ覚悟あるのか」と痛烈に批判したと報道されている。 [→続きを読む]
|
先週は、半導体製造装置とその関連材料・部品などの展示会であるセミコンジャパンが開かれた週であり、装置関係の話題が多かったが、製造装置のトレンドはもはや32nmや22nmなどの微細化ではない。いかにコストを下げるか、生産性を上げるか、といった低コスト化技術の方向へ向かっている。 [→続きを読む]

月別アーカイブ