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09年第3四半期までの半導体企業ランキング、メモリー企業が急伸

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2009年第1四半期〜第3四半期までの世界半導体企業のトップ20位を米市場調査会社のIC Insightsが発表した。それによると、1位インテル、2位サムスンは変わらないが、3位には東芝が上昇した。2008年にはTI、TSMCについで5位にランクされていた。他の日本勢はルネサス、ソニー、NECエレ、富士通がランクを一つ落とし、パナソニックは三つ上昇の16位に上昇した。

2009年第1四半期〜第3四半期までの世界半導体企業のトップ20


円-ドルの為替レートには触れられていないが、2008年と比べると円高が1割ほど進み、日本企業にとっては有利な状況ではあった。しかし東芝、パナソニック以外はランクを落としてしまった。すなわち日本の半導体はこのランキングで現れる数字よりも実際にはもっと悪い。

東芝が力を入れるNANDフラッシュメモリーは2009年1月までの単価2.5ドルを底としてじわじわ上昇している。この結果、10月の大口価格は16Gビット品で5ドルまで回復してきている。

第3四半期での伸びが高いのは、ハイニックス、東芝、サムスンのメモリー御三家である。DRAM、NANDフラッシュとも単価が回復してきているため、売り上げが着実に上がってきている。

トップ20社の合計は、四半期ごとに第2四半期が20社合計で19%増、第3四半期も19%増と伸ばしてきている。

(2009/11/11)

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