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2022年10月に最もよく読まれた記事はメモリ市場の下落報道

2022年10月に最もよく読まれた記事は、メモリ市場が不況に入るという泉谷氏のブログ「半導体に暗雲、メモリ市場の下落始まる!〜中国では過去最多3470社が倒産」であった。これは世界的にメモリの在庫が溜まり調整局面に入ったことを伝える記事である。

次によく読まれた記事は、「【動画】TSMC研究〜会員限定Free Webinar(9/28)」である。これは会員限定のFreeWebinarを9月28日に開催した時の動画である。特に10nm以降、チップ上のどこにも10nmという寸法がない、という事実にもかかわらず、10nmプロセスとか、7nmプロセスなどと呼んでいることに対して実際にはどうやって、高集積化を実現しているのかについて述べている。

第3位「メモリ不況期に入った、Micron・Samsungが厳しい見通し示す」では、メモリメーカーの業績見通しが下降局面に入ったことを示す事実が登場し始めたことを伝えた。Micronだけではなく、Samsungも厳しいという見通しを持っている。

第4位「キオクシアとWestern Digital、四日市工場の第7製造棟が完成」では、メモリ価格の下落を始め、メモリ不況がやってくる兆候が見られているが、メモリ不況は在庫調整だけのことで短期的な不況にすぎない。中長期的にはメモリは成長するため、製造棟の新設は不況脱出後の成長には欠かせない。

第5位の「世界MEMS企業売上高ランキングトップ30に日本企業はわずか3社に激減」は、服部毅氏のブログで、フランスの市場調査会社のYole Developpementが発表したMEMSメーカーのランキングを基にした記事である。

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