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2021年11月

» 2021年11月

TIが300mm工場をリチャードソン市に続きシャーマン市にも設立へ

TIが300mm工場をリチャードソン市に続きシャーマン市にも設立へ

米Texas Instruments社は、リチャードソン第2工場と、Micronから買ったユタ州リーハイ工場に続き、300mmの新工場を2022年にシャーマン市に建設し始めることを発表した(参考資料1)。アナログと組み込みプロセッサの製品を生産する。新工場の場所は、テキサス州北東部でオクラホマ州との州境近くにあり、ダラスから80kmほどの地区。 [→続きを読む]

Nvidiaの最新技術会議、ハードとソフトのセット応用拡張戦略が明確に

Nvidiaの最新技術会議、ハードとソフトのセット応用拡張戦略が明確に

GPUメーカーであるNvidiaが応用を拡大するためにソフトウエア開発にかなりの力を入れている。特にプラットフォーム、すなわち開発の基本となるソフトウエアOmniverseでの応用拡張だ。3D-CADにシミュレーションを加え可視化するという一連の流れを表現する。モノづくりに欠かせない汎用工業デザインの基本となる。先週開催されたGTC 2021でCEOのJensen Huang氏(図1)が基調講演でさまざまな応用を見せた。 [→続きを読む]

東芝が3つの独立会社に分割、23年度中の再上場を狙う

東芝が3つの独立会社に分割、23年度中の再上場を狙う

東芝がグループ全体を3つの独立会社に分割することを11月12日に正式発表した(参考資料1)。電力系のインフラから半導体まで手を広げていた東芝が、インフラ系とデバイス系、キオクシアの3社に分割する。半導体不足は、半導体を使ってシステムを組む企業に多大な影響を与えており、台湾のIT企業19社は10月にはついに1年前より売上額が減少した。 [→続きを読む]

米国の半導体supply chain関連情報要求への韓国、台湾の対応から

米国の半導体supply chain関連情報要求への韓国、台湾の対応から

新型コロナウイルスによる累計感染者数は土曜13日午前時点、世界全体で2億5238万人に達し、8日前から約387万人増と、2億5000万人を突破、引き続く増加傾向である。我が国では、制限緩和の中、「第6波」対策が進められている。世界的な半導体の不足の中、半導体supply chainの問題打開に向けて、米国政府が関係各国の半導体メーカーはじめ、関連情報の提出を11月8日の期限で求めている件について、特に韓国および台湾の対応に注目させられている。いずれも敏感な顧客関連情報は除いての提出になっている模様である一方、韓国政府の通商トップが米国商務長官と直接接触するなど連絡強化の動きも見られている。引き続く事態の進展に注目である。 [→続きを読む]

半導体不足の解消に向けて、議論しよう

半導体不足の解消に向けて、議論しよう

半導体不足がいまだに続いている。この問題が表面化した当初は、問題解決には今年いっぱいはかかるだろうと見られていた。しかし、今年中ごろには来年半ば、というアナリストの見方が出てきた。さらに半導体メーカーからは来年から再来年まで続く可能性も示唆されている。なぜこれほどまでに半導体が足りなくなったのだろうか。 [→続きを読む]

SamsungファウンドリとAmkorが2.5Dパッケージ技術を共同開発

SamsungファウンドリとAmkorが2.5Dパッケージ技術を共同開発

Samsungのファウンドリ部門が最大6個のHBM(High Bandwidth Memory)メモリとプロセッサやSoCを2.5D(2.5次元)で集積するパッケージング技術をAmkorと共同で開発した。半導体ユーザーがデータセンターやAI、HPC(高性能コンピューティング)、ネットワーク製品へ参入するのを支援する。 [→続きを読む]

固定ワイヤレス向け5G通信用SoCチップをMediaTekが出荷

固定ワイヤレス向け5G通信用SoCチップをMediaTekが出荷

5G通信が光ファイバ並みのデータレートを提供できることから、光ファイバに代わる家庭用固定ワイヤレス需要で大きく伸びている。日本でも意外と需要が期待されており、家庭用やモバイルの5Gルータ需要を見越し、台湾MediaTekは5G向けチップセット「T750」製品をリリースした(参考資料1)。すでにNECプラットフォームズが採用した(参考資料2)。 [→続きを読む]

ArmのIPコアとシーメンスEDAの検証プラットフォームを共同で提供

ArmのIPコアとシーメンスEDAの検証プラットフォームを共同で提供

シーメンス EDAジャパンとArmの日本法人であるアームは、SoC開発と検証の環境を共同で提供すると発表した(図1)。Armの提供するCPUやGPUなどのIPコアを使って、SoCを設計してみたいエンジニアにとって安価に手軽に設計しやすくなる。まずはIoT用のSoCを開発するためのFPGA検証ボードを提供する。 [→続きを読む]

半導体産業100兆円時代到来をもたらす5つの要素〜ニッポン復活はアナログ

半導体産業100兆円時代到来をもたらす5つの要素〜ニッポン復活はアナログ

2021年の世界半導体生産額は、前年度比20%増の60兆円は確実な情勢となっている。しかし今のところは、これを上回り、3割増という予想も出始めた。まさに爆裂の勢いなのである。2022年および2023年についても二桁成長を予想する向きは多い。すなわち、半導体産業は100兆円時代の到来がはっきりと見えてきた。自動車産業の300兆円に次ぐ存在となり、まさに今後の10年間は半導体産業が世界経済を引っ張るという展開。 [→続きを読む]

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