セミコンポータル
半導体・FPD・液晶・製造装置・材料・設計のポータルサイト

2016年6月

|
2016 Symposium on VLSI Technology and Circuitsは、6月13〜17日、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ(ハワイ・ホノルル)で開催された(図1)。半導体・集積回路技術開発に携わるエンジニアが日米だけではなく、世界各地から集まる国際会議である。年1回ハワイと京都で交互に開催されており、昨年は京都で、今年はハワイでの開催に当たる。VLSI Symposiumの委員であり、産業技術総合研究所の研究員でもある遠藤和彦氏がレポートする。(セミコンポータル編集室) [→続きを読む]
FPGAメーカーのXilinxがARMコアのCPU、GPU、メモリなどを集積したSoCである、「Zynq」に加え、FPGAアクセラレータ応用と共に、四つのメガトレンド(図1)に対応できる体制を整えた。すなわち、クラウドコンピューティング、組み込みビジョンシステム、工業用IoT、そして5Gモバイルネットワークに向けた対応力を示したことになる。 [→続きを読む]
|
半導体製造プロセスにおけるノウハウをサイエンスにしようというコンセプトで始めたISSM(International Symposium of Semiconductor Manufacturing)。日本の半導体メーカーはファブライトへ転換し、重要な半導体製造の力を弱めてきた。米国ではファブレスのQualcommでさえ、半導体プロセスの技術責任者を置き、その重要性を認識している。ISSMの情報発信タスクフォースはISSMを再定義し始めた。ここに日本復活のカギがある。(セミコンポータル編集室) 著者:前川 耕司、PDF Solutions, Vice president, Japan business development, ISSM 運営委員、AEC/APC Japan 運営委員副委員長 [→続きを読む]
|
日本時間、先週の金曜日、英国がEUから離脱するというニュースが世界中を駆け巡った。日本のマスコミは一斉に、円高になり、不況がやってくる、とばかりにネガティブな報道に終始した。これが正しいかどうかの判断は時間を待つしかないが、少なくともテクノロジーのベンチャーにとっては、不利な状況になる。 [→続きを読む]
年に2回発表されているスーパーコンピュータ性能ランキング「TOP500」が、「第47回ISC(International Supercomputing Conference)2016」(6月19日から:Frankfurt)にて恒例の通り表わされている。半導体の微細化と一脈通じるところも覚えて、絶え間のない熾烈な性能競争とその向上ぶりに注目させられている。今回は「TOP500」リストでシステムの数および性能の両方で初めて中国が米国を上回ったとのこと。やはり半導体とは大きく異なる最前線の凌ぎあいの様相、局面を改めて受け止めるところである。 [→続きを読む]
|
IoT市場は、これまで経験したことのないほど少量多品種になる。ITやエレクトロニクスだけではなく、農業から工業、医療、小売商店、社会インフラなどこれまでにない幅広い分野に渡り、各市場は小さいからだ。組み込みシステムに送受信機を付ければIoT端末になる。ここでは低コスト技術がカギを握る。UMCのYen CEOが抱くその秘策を聞いた。 [→続きを読む]
|
米市場調査会社のIC Insights社は、2020年までの市場予測レポートを発行し、パワートランジスタ市場は2016年に前年比1%増の124億ドルになりそうだと発表した。半導体全体が2.4%減(WSTSの予測)であるから、今年のパワートランジスタ市場はまだマシの部類に入る。 [→続きを読む]
|
SEAJが発表した、2016年5月の半導体製造装置のB/Bレシオは1.04と1.0を超えてはいるが、要注意だ。3ヵ月の移動平均で表されるSEAJの統計数字には、単月の数字は公表されていないため、深読みが求められる。なぜ要注意か。 [→続きを読む]
前回示した米SIA発表による4月の世界半導体販売高でも、ChinaおよびAsia Pacific/All Other地域が世界全体の約61%を占める結果となっている。半導体市場プレーヤーの国別顔ぶれでは米国勢が圧倒している状況が続いていると思われるが、優勢な市場地域を背景に、国家計画に目標として掲げて半導体業界の自立化に向けて強力なM&A(企業の買収&合併)を推進している中国、そしてメモリおよびファウンドリーをそれぞれ引っ張る韓国および台湾のトッププレーヤーの間の最先端プロセスを巡る応酬と、東アジアの半導体業界の激しい動きの今時点に注目している。 [→続きを読む]
|
6月18日(土)の日本経済新聞は、Samsungが約7200億円を投じて有機ELパネルの生産工場を拡充すると報じた。スマートフォンパネルに換算して2億数千万枚の規模になる見込みで、現状の5割増しになるという。 [→続きを読む]

月別アーカイブ