Semiconductor Portal

2015年3月

» 2015年3月

SiCに加えGaNも手に入れ、パワー半導体の地位を固めるInfineon

SiCに加えGaNも手に入れ、パワー半導体の地位を固めるInfineon

森 康明氏、インフィニオン テクノロジーズ ジャパン株式会社 代表取締役社長

パワー半導体でトップを行くドイツのInfineon Technologiesの好調が続いている。2015年第1四半期(2014年12月末期)の売上額は11億2800万ユーロ、利益1億6900万ユーロ、利益率は15%になる。総合電機のSiemensから独立したInfineonだが、かつての親会社の資本は今やゼロ。Infineonから分社化したQimondaはバブル崩壊後2009年に倒産したが、その株式を保有していたInfineonは大きく傷ついた。しかし、見事に独力で立ち直った。(動画あり)

[→続きを読む]

スマホのランキングデータから見えてくるもの

スマホのランキングデータから見えてくるもの

今や半導体チップを大量消費する電子機器はスマートフォンになった。いろいろな調査機関が世界市場でのランキングを調べて発表している。これらはもちろんのこと、互いに完全に一致することはない。セミコンポータルにも「スマホの出荷台数、パソコンの4倍に」との記事(参考資料1)があり、半導体を大量消費するスマホの姿を浮き彫りにしている。ただ、同じように追う以上、種々調査機関での結果が似ていることになるのは間違いない。 [→続きを読む]

ノンボラメモリを巡る動き…3D NAND出揃い:eNVM連携

ノンボラメモリを巡る動き…3D NAND出揃い:eNVM連携

不揮発性メモリ、すなわちノンボラメモリについて2点の動き。まずは、NANDフラッシュの先端大容量化に向けて2013年にSamsungが先行して量産開始を発表した三次元NANDフラッシュ、3D NANDあるいは「V-NAND」について、競合各社の取り組みがここにきてまた出揃ってきて、やっとのこと本格的な展開の局面を予感させている。もう一つ、SoC化に向けたembeddedノンボラメモリについて、NXP SemiconductorとGlobalfoundriesの次世代開発および量産化に向けた連携の取り組みが発表されている。 [→続きを読む]

3D-NANDの製品発表相次ぐ

3D-NANDの製品発表相次ぐ

先週末、東芝が3D-NANDの製品を発表した翌日にMicron TechnologyとIntelのグループからも3D-NANDの発表があった。3D-NANDは3D-ICとは違い、モノリシックのSi内に縦方向にメモリを直列接続した構造で、リソグラフィを多少緩くしても容量を上げられる。ただし、2グループの間で、3次元と言ってもメモリセル構造に大きな差があった。 [→続きを読む]

MEMSトップ30社ランキング、2014年はBoschが圧勝

MEMSトップ30社ランキング、2014年はBoschが圧勝

2014年の世界MEMSメーカーのトップ30社ランキングが発表された。トップはRobert Boschで、2位のSTMicroelectronicsに大差をつけた。Boschの売り上げはSTの1.5倍にあたる12億ドル。前年は10億ドルで並んでいたが、14年のSTの売り上げは8億ドルに減少した。これは、フランスの市場調査会社Yole Developpementが発表したもの。 [→続きを読む]

Mentor Graphics、チップ、サブストレート、PCBを協調設計できるツール

Mentor Graphics、チップ、サブストレート、PCBを協調設計できるツール

Mentor Graphicsは、マルチチップ時代に対応して、各ICの端子データ、マルチチップを搭載したパッケージの端子データ、そのICパッケージを搭載するプリント配線基板の端子データ、全てを協調設計するためのツール、Xpedition Package Integratorを発表した。これにより、チップの端子からプリント配線板まで同時に設計できるようになる。 [→続きを読む]

LEAPの成果報告、どう活用するか、問われる参加企業

LEAPの成果報告、どう活用するか、問われる参加企業

超低電圧デバイス技術研究組合(LEAP)のプロジェクト「低炭素社会を実現する超低電圧デバイスプロジェクト」は平成22年度から本年度までの5年間に渡って研究されてきた。LEAPが主催する「第4回 低炭素社会を実現する超低電圧デバイスプロジェクト成果報告会」がこのほど開かれ、その開発されたデバイスが披露された。 [→続きを読む]

大型買収、液晶、EV電池管理、セキュリティなど賑わうカーエレ

大型買収、液晶、EV電池管理、セキュリティなど賑わうカーエレ

クルマの電子化、すなわちカーエレクトロニクスの進展が加速している。この分野のリーダーである欧州のティア1サプライヤの大型買収が進み、カーエレに出遅れたドイツのZFが米TRWオートモーティブを買収する。日本経済新聞などからカーエレ加速の実態を拾う。 [→続きを読む]

IoT、wearableに向けた連携、事業シフト&強化の動きが急加速

IoT、wearableに向けた連携、事業シフト&強化の動きが急加速

スマートフォンの伸びの鈍化が方々から伝えられ、時あたかもApple Watchが発表されたのを受けて、IoT、wearableに向けた動きの急加速がグローバルな規模で見られている。世界最大のwatch fair、BASELWORLD(スイス・バーゼル)にて、スイス時計ブランド、タグ・ホイヤー(Tag Heuer)が米グーグル、インテルと提携してアップルに対抗するスマートウオッチのこの秋打ち上げを発表したのをはじめ、次のキラー・アプリとしてのIoT、wearableに賭ける具体的な連携、各社事業方針の展開が続いていく情勢となっている。 [→続きを読む]

1 | 2 | 3 次のページ »