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MEMSトップ30社ランキング、2014年はBoschが圧勝

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2014年の世界MEMSメーカーのトップ30社ランキングが発表された。トップはRobert Boschで、2位のSTMicroelectronicsに大差をつけた。Boschの売り上げはSTの1.5倍にあたる12億ドル。前年は10億ドルで並んでいたが、14年のSTの売り上げは8億ドルに減少した。これは、フランスの市場調査会社Yole Developpementが発表したもの。

図1 MEMSメーカートップ30ランキング 数字は百万ドル 出典:Yole Developpement

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図1 MEMSメーカートップ30ランキング 数字は百万ドル 出典:Yole Developpement


2013年はBoschとSTが10億ドルで並んでいたが、Boschが2億ドル伸ばしたのに対してSTは2億ドル減らした。Boschの12億ドルという数字は、上位5社の合計額38億ドルの約1/3になる。Boschの他に売り上げを大きく伸ばした企業は、23%増の4億ドル近くを売り上げたAvagoや、141%増の3.5億ドルを達成したQorvo(旧TriQuint)は、RFのMEMSで稼いだ。Qorvoは旧TriQuintとRFMDが合併したもの。

Freescale Semiconductorは、クルマのTPMS(Tire Pressure Monitoring System)の圧力センサで売上額を33%伸ばした。加速度センサやジャイロセンサなど慣性センサも相変わらず成長続けている。この分野に強いInvenSenseも32%成長の3億2900万ドルで10位に入った。

成長した企業の一方で、マイナス成長の企業もある。インクジェットプリンタのヘッド用のMEMSのHewlett-Packardやキヤノンは売上額を落とした。ただし、今後は民生からオフィス用のレーザープリンタのコスト削減のためにインクジェットが入り込む余地はある。この2社に加え、STMicroelectronics、Texas Instruments、Knowles、デンソー、パナソニックなどは、成長のエンジンを求めて模索している。

(2015/03/27)

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