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2012年12月

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モバイル活況の一方、販売高$300 Billionの壁、波乱万丈の2012年

モバイル活況の一方、販売高$300 Billionの壁、波乱万丈の2012年

暮れようとしている2012年、半導体業界は販売高がまたまた$300 Billionの壁に阻まれて、前年比2〜3%台の減少が見込まれているが、その中身は波乱万丈の要因を孕んでいる。世界経済停滞のなか、スマートフォン、タブレットはじめモバイル機器の新製品が次々と発表されて熱い活況を呈し、パソコンの低迷を大きく補う様相となっている。対応してNANDフラッシュがDRAMを初めて上回る見込みも出されて、モバイル機器の活況が引っ張る最先端プロセス、設計そして製造の新たな業界の移行モードが強まっている。 [→続きを読む]

ARM、低消費電力化の基本を守り、製品ポートフォリオを拡大

ARM、低消費電力化の基本を守り、製品ポートフォリオを拡大

プロセッサIPベンダートップのARMが製品ポートフォリオを広げている。「一つのプロセッサでは全ての応用を最適化できない」(同社Embedded Processors担当バイスプレジデントのKeith Clarke氏)からだ。マイコン応用のCortex-Mシリーズに加え、携帯機器のアプリケーションプロセッサに向けたbig.LITTLEアーキテクチャ、サーバなどのハイエンドプロセッサCortex-A50シリーズなどへと拡張し続けている(図1)。 [→続きを読む]

シェールガス革命の一大インパクト〜日本の重化学工業復活を意味する

シェールガス革命の一大インパクト〜日本の重化学工業復活を意味する

つい先ごろ、筆者は『シェールガス革命で世界は激変する』という本を執筆させていただいた。長谷川慶太郎先生との共同執筆となるものであり、版元は東洋経済新報社。12月10日に書店に一斉に並んだが、ただちに重版が決まるというほどのメガヒットぶりに、いささか驚いている。しかして、シェールガス登場で未来はどうなるのか、という関心を持つ読者が多いということの証左だろう。 [→続きを読む]

アドバンテスト、プラットフォーム戦略でモジュール製品など続々開発

アドバンテスト、プラットフォーム戦略でモジュール製品など続々開発

アドバンテストは、T2000半導体テスタープラットフォームをベースにしたモジュールをセミコンジャパン2012で続々発表した。CMOSのイメージセンサを64個並列にテストできるモジュール、8Gbpsのテスト速度でSoCの各種インターフェースをテストするモジュール、フラッシュ内蔵マイコンやスマートカードICなど最大256個同時にテストできるテスターなどである。 [→続きを読む]

半導体産業の1年を総括する

半導体産業の1年を総括する

年の瀬が迫り、2012年も暮れようとしている。今年の半導体産業を総括してみよう。最大の事件はエルピーダメモリの倒産である。続いて、ルネサスのキャッシュ不足が判明し、富士通三重工場の売却の噂も流れ、ネガティブニュースが多かった。前向きのニュースの新聞報道が少なく、まるでお先真っ暗状態だった。しかし現実はそうではない。 [→続きを読む]

LEAPの低消費電力・不揮発性メモリはノイズマージン広げ、高集積化目指す

LEAPの低消費電力・不揮発性メモリはノイズマージン広げ、高集積化目指す

経済産業省・NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が支援する「低炭素社会を実現する超低電圧デバイスプロジェクト」の成果報告会が行われ、低電圧技術の進展が発表された。原子レベルの微細化に近づくにつれ、不純物原子の影響が顕著に表れるようになってきている。動作電圧を下げ、原子レベルに挑戦する試みがこのプロジェクトである。IEDM2012でも発表された技術も含めいくつか紹介する。 [→続きを読む]

雇用・貿易拡大を図る米国、変革が求められる欧州、そして我が国は?

雇用・貿易拡大を図る米国、変革が求められる欧州、そして我が国は?

欧州の金融危機はじめ世界経済の難局にさらされたこの1年、2012年も終わりを迎えようとしているが、半導体・エレクトロニクス業界にもモバイル機器の世界的な熱い活況のなか大きく影を落とす情勢となっている。米国の半導体業界ではここにきて雇用拡大、公正な貿易を訴える動きが改めて見られるし、欧州では今後の業界のあり方を巡って変革を求めるアピールが行われている。非常に厳しい状況に見舞われている我が国の本年であるが、これら欧米の動きと照らして考えるところがある。 [→続きを読む]

日本製半導体製造装置は受注額伸び緩く、FPD製造装置は要注意へ向かう

日本製半導体製造装置は受注額伸び緩く、FPD製造装置は要注意へ向かう

SEAJ(日本半導体製造装置協会)が12月19日に発表した、11月の半導体製造装置とFPD製造装置のB/Bレシオ(販売額に対する受注額の比)は、それぞれ0.89、1.37であった。数字だけ見ると、半導体は0.19ポイント上昇、FPDは0.41ポイント下降だが、半導体は警戒をまだ解くことはできない。FPDも要注意にやってきた。 [→続きを読む]

セミコンジャパンの視点を変えてみよう〜部材に価値を見出す展示会へ

セミコンジャパンの視点を変えてみよう〜部材に価値を見出す展示会へ

セミコンジャパン2012は、例年通り幕張メッセで開かれた。出展社数は昨年の831社に対して855社と増えたが、小間数は昨年比12%減の1935小間となった。国内の半導体メーカーが製造を軽くする方向に向かっており、製造装置の国内展示会としては厳しい現実を突きつけられる格好となった。 [→続きを読む]

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