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2012年4月

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米市場調査会社のアイサプライ(IHS iSuppli)社は、今年の世界半導体市場の見通しを1ポイント上方修正し、1月に予想した3.3%増から4.3%増になる見込みだとしている。1月には3114億ドルとしていたが、今回の見方では3246億ドルになりそうだ。 [→続きを読む]
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既存の半導体ビジネスに加えて、また水平に広がる新しいビジネスモデルの企業が出てきた。一つは、システムのどこを半導体のチップに切り出し、そのうちどの回路をハードワイヤードにするか、どの回路をプログラムで実現するか、といったシステム的な切り分けを行うベンチャーであり、もう1社はIPをビジネスとして売買するための技術サポートを仲立ちとして行う企業である。 [→続きを読む]
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GlobalPress Connections社主催のe-Summit 2012に出席するため米西海岸に来た。ここで世界中の記者やメーカーの人たちとディスカッションしていると、真実が見えてくることが多いが、今回もやはり一つの大きな流れ(トレンド)を知ることができた。今回はTSMCが28nmラインを止めている、という欧米メディアの真偽についてディスカッションした。 [→続きを読む]
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この1ヵ月間、TSMCの28nmプロセスが大トラブルを起こしている、というニュースが引っ掛かっている。先週のクアルコムの決算発表では、このTSMCの生産ライントラブルに深く関係しており、他のファウンドリ企業は大きなビジネスチャンスを迎えた。一方、製造装置トップのASMLからの決算発表からも興味深い事実が判明した。国内メディアはこれを報道していない。 [→続きを読む]
世界で先頭を走りつつ超LSI製造事業に挑戦する企業は、2015年頃にはTSVによって3D積層構造なども採用すると筆者は考える。設計ノードが10nm台に到るにはEUVが実用化されなければ、道は険しいがEUVはどうなるか?寄生容量を減らす技術手段からは、SOIも考慮されるだろう。これらの路線の大きな問題は高コストに陥ることだ。このためコストダウンできる要因も開発プログラムに加えなければならない。 [→続きを読む]
スマートフォンおよびタブレット用のプロセッサ最大手、Qualcommが生産委託しているTSMCからの28-nmノード生産が需要に追い着かないということで、ここにきて連日の慌ただしい動きとなっている。かつてのCPUの動作周波数にメモリの速度が追い着かないという事態を思い起こしている。モバイル機器の凄まじいまでの人気需要が、デバイス・プロセス開発のテンポ、そしてロードマップまでも前倒しの書き換えを迫る勢いであり、改めて市場アプリが引っ張るモチベーションというものを受け止めている。 [→続きを読む]
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今、日本市場はどんどん縮小している。18日の日本経済新聞1面トップに2011年10月1日時点での日本の推計人口は1億2779万9000人で前年よりも25万9000人減ったという記事が載った。人口が減るのであるから市場が縮小することも当然である。企業にとって日本市場向けにモノを生産するよりも海外市場へ向けて出ていかなければ成長できないことは当たり前になって来た。ではどうすべきか。 [→続きを読む]
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日本半導体製造装置協会(SEAJ)が発表した3月の日本製半導体製造装置とFPD製造装置の3ヵ月の移動平均値が発表された。半導体製造装置の受注額は983億6800万円、販売額は1255億6400万円となり、販売額の方が多く、B/Bレシオ(販売額に対する受注額の比)は0.78と1.0を大きく割った。 [→続きを読む]
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パナソニック、ソニー、シャープといった民生エレクトロニクスメーカーの赤字立て直しが求められる中、先週はソニーが1万人を削減するという計画を発表した。セットメーカーの再建策を見ても、再生するとは思えない計画が相次ぐ。従来のビジネスモデルや経営手法から一歩も出ていないからだ。 [→続きを読む]
我が国の半導体・エレクトロニクス業界の非常に厳しい状況が続いており、各方面でその改善、打開に向けた議論が行われ、喫緊求められる行動、対策が講じられている。先端科学技術立国に向けて如何に再生するか、世界を引っ張る新事業分野を如何に開拓するか、とはいえ、当面の売上げを高めて、あるいは集中・選択をさらに施して、事業運営が回転していかないと動き出す話ではない。心広く多様な価値観を受け入れていく基本で、グローバルな市場・顧客密着を図ることの重みを改めて考えている。 [→続きを読む]

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