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2010年1月

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世界の半導体ファウンドリ企業のランキングを米調査会社のIC Insightsが発表した。トップは相変わらず台湾のTSMCで、2位も台湾のUMCである。TSMCの販売額は89億8900万ドルと断トツで、2位UMCの28億1500万ドルを大きく引き離している。もはやTSMCはファウンドリのマイクロソフトになったといえるだろう。 [→続きを読む]
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日本製半導体製造装置の受注が順調に伸びている。2009年12月には899億円という受注額まで回復した。これはSEAJ(日本半導体製造装置協会)が発表した日本製半導体製造装置の受注額と販売額の数字である。受注額、販売額とも3ヵ月の移動平均したB/Bレシオ(販売額に対する受注額の比)は1.30となっている。 [→続きを読む]
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私も恥ずかしながら井の中の蛙のようだ。フェライトは日本の発明だと長年信じていたが、海外ではフィリップスの発明だと言われているらしいことを最近知った。コイルやトランス、EMIノイズ削減に使われるフェライトは1930年に東京工業大学の加藤与五郎教授と武井武教授が発明したと学生時代に習った。事実はやはり日本の発明である。このことを証明した人がいる。フェライトは日本の発明という事実がIEEEマイルストーンに最近記された。 [→続きを読む]
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クルマが全国地図を書くためのペンになる。クルマの「走る」、「曲がる」、「止まる」という三つの基本機能に、もう一つ「つながる」という機能が基本機能として追加されるとセンターが全てのクルマを管理できる。これからのクルマが電気自動車にせよ、プラグインハイブリッドにせよ、社会の交通インフラと常時接続されるようになる、と第2回国際カーエレクトロニクス技術展の基調講演において日産自動車、トヨタ自動車が共に述べた。 [→続きを読む]
半導体メーカーが単なるチップの提供だけではなく、モジュールや開発ツールの提供などを含めたソリューションとして半導体ビジネスを拡張している。コンピュータ・通信機メーカーが単なるコンピュータや通信機器のハードやソフトを売るのではなく、顧客が望むシステムを提案するというソリューションビジネスへと広げてきたやり方と同じだ。米ナショナルセミコンダクターは電源回路のパワーモジュールと開発ツールを提供し始めた。 [→続きを読む]
2010年新春にあたり、今年の電子機器産業を展望してみる。米国のサブプライムローンに端を発し、2008年9月のリーマンショックによる金融危機で日本経済も大きく後退した。お金は経済の潤滑油として不可欠ではあるが、本源的な価値の創造は金融商品によるお金のやり取りではなく実業部分において作られる。その意味でもわが国の電子機器産業が元気になり価値創造を行うことが求められている。幸いにして今年のわが国の電子機器産業を取り巻く状況は近年になく非常に明るい。 [→続きを読む]
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先週は電気自動車一色の週であった。週末には、慶応大学発の電気自動車ベンチャーであるシムドライブが推進する標準プラットフォームを利用する自動車の試作に34もの企業や自治体が参加するというニュースがあった。欧州からEU一体で電池を共同開発、充電施設などのインフラ形成を急ぐ、など電気自動車の開発が加速していることがはっきりした。 [→続きを読む]
新興経済圏への流れが加速する中で、欧米そして我が国という先進諸国のあり方を問う論調が日増しに高まってきているように感じる。我が日本市場は、高品質、高信頼性のものづくり、基準づくり、そして厳しい目をもつユーザおよび消費者を擁していて、海外方面からは参入障壁の高さの声を聞くことが多い。このような中また今こそ、我が国のあり方を改めて考えるべきタイミングと思う。 [→続きを読む]
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「日本の粉体加工技術はおそらく世界でぶっちぎり状態だろう。ニッケル水素やリチウムイオンなどの二次電池技術が車載向けに注目されているが、素材という点ではやはり日本は世界をリードするだろう。」 [→続きを読む]
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なぜ、日本だけ回復が遅れているのだろうか。半年先が見えないからといっていつまで悲観的に見るのだろうか。なぜ楽観的に見ないのだろうか。在庫と受注状況から少なくとも半年先まではプラス成長していくことが見えている。しかし、その先が見えないから「2番底が来る」、と見る一部の評論家たちに脅かされているのではないだろうか。 [→続きを読む]

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