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2008年6月

景気が減速している。5月8日の発表で内閣府は「回復の動きに足踏みがみられる」として懸念を表した。原油高が突出しガソリン価格のみならず輸送費や食料品価格などにも波及して来た。 [→続きを読む]
独創から共創(きょうそう)へ」と題した集まりが6月7日に大阪中之島の中央公会堂で催された。余談ながらこの中央公会堂は大正時代を代表するネオ・ルネッサンス様式の歴史的建築物で、当時のお金で100万円の建設資金は大阪北浜の株式仲買商であった岩本栄之助氏が寄付し、建築設計コンペで選ばれた岡田信一郎氏の作品を基に日本銀行本店やJR東京駅の設計で有名な辰野金吾氏と片岡安氏が設計し、5年の歳月を掛けて1918年(大正7年)に完成した。2002年には保存・修復工事も完了し、現在でも建設当時の風格と壮麗で優雅な美しさを楽しませてくれる。 [→続きを読む]
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6月9日の週では、ベンチャーの起業に関する発表が2件あった。日本ではなかなかベンチャー企業が育ちにくいといわれるが、資金調達の仕組みとベンチャー企業が持つ、”どこにも負けない技術”が米国や世界の企業とは違うという側面も見逃せない。少なくとも米国や欧州のベンチャーが起業できるためには、”大企業に負けないすごい技術” を持つことが大きな特徴だ。 [→続きを読む]
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SEAJ(日本半導体製造装置協会)とSEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)およびSEMIジャパンが共同で、2008年4月分の世界の半導体製造装置販売統計を発表した。これによると、4月の実績は総合計で28億6458万ドル、対前年同期比で23.3%減、対前月比では34.5%減のマイナスに転じている。 [→続きを読む]
今も変わらないかと思うが各社の恒例、向こう数年先まで見通す中期計画。 なかなか当たるものではないが、どこまで読んだか、読めたかが問われるところ。その米SIA版、年2回の春季予測が発表されている。これを主にいくつか感じたこと。 [→続きを読む]
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EDA技術の標準化団体であるAccelleraが言語ベースのVLSI設計を進め、設計の自動化を世界中へ広めようと、このほどアジア・欧州の記者向けに初めてDAC(Design Automation Conference)2008においてその活動内容を語った。エレクトロニクスの標準化はエンジニアの学会IEEEや業界団体IECがあるのにもかかわらず、なぜ独自に標準化団体を組織化するのか。 [→続きを読む]
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米Mentor Graphics社は、45nmプロセス以降のLSIを歩留り良く作るための物理設計・検証・歩留まり向上までを含めた物理設計ツールをDAC (Design Automation Conference) 2008でリリースした。半導体プロセスのリソグラフィ寸法が光の波長(かつてはリソグラフィの限界寸法と言われた)よりも短くなってきているため、パターン通りの寸法を加工することが難しくなってきている。それを試行錯誤で補正してきたが、今回のツールはタイミングからプロセスのバラツキまで含めて自動化しようというもの。 [→続きを読む]
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米国のサンフランシスコでアップルの開発者会議がモスコーンセンターで昨日(米国時間6月9日)から始まった。朝、テレビを見ていると、これから3GのiPhoneの発表がありそうだというアナウンサーが、CNNだけでなくABCも興奮しながら伝えている。どのテレビ局も朝にワイドショーとしてこの話題を採り上げており、今いるロサンゼルスからはとても行けないので、今朝のUSA Todayで掲載された記事を簡単に紹介しよう。 [→続きを読む]
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20年ぶりにロサンゼルスのアナハイムに来た。昔のいちご畑はすっかり姿を消し、南国ムードいっぱいの木を植えており、ディズニーランドリゾートに相応しい街に変身している。残念ながら仕事の都合でディズニーランドには行けないが、DAC(Design Automation Conference)で賑やかなLSI設計の世界を楽しんでいる。 [→続きを読む]
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6月1日の週で最大のトピックスとして、半導体メーカーの参考になる新しいビジネスモデルの話をとりあげる。それは、iPhoneの販売権が本命と見られていたNTTドコモではなく、ソフトバンクが手にしたことである。米国だけではなく世界的に人気の高いiPhoneをソフトバンクが販売することで、ソフトバンクは市場シェアアップを狙える位置に来た。このビジネスモデルがこれまでとはどう違うのか。 [→続きを読む]

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