最もよく読まれた2008年の記事ランキング、トップテン
2008年を通して最もよく読まれた記事のトップ10がまとまった。ページビューの最も高かった記事の上位10本を集めた。この内、最高が「サンディスクをサムスンが買収するという噂が駆け巡る、今も真相究明中」と題したニュース解説であった。
サンディスクをサムスンが買収するというニュースが報道されたとき、その事実確認を国内メディアだけではなく海外メディアにも求め、サンディスクの株の一部を持っている東芝を巡って、利害得失を議論したものである。
トップ10ランキングに入った記事は以下の通りになった;
1.サンディスクをサムスンが買収するという噂が駆け巡る、今も真相究明中
2.厚さ20μmの300mmウェーハを持ち上げられる「ピンセット」――テクノロジー
6.DRAMよりNANDフラッシュが伸びるメモリー市場――マーケット
8.もし、半導体の微細化が止まったら?(1)――ブログ 湯之上隆の視点
9.ビッグニュースはパナソニックの三洋電機買収、製品ポートフォリオ拡大へ
第2位の「厚さ20μmの300mmウェーハを持ち上げられる「ピンセット」」は、山梨県に本社を置くハーモテック社という企業が開発したもので、この「ピンセット」は3次元ICや薄型のICパッケージに欠かせないウェーハの薄型化を進める上でウェーハのハンドリングを容易にするツールである。薄いウェーハを実際にハンドリングすることは難しく、ウェーハを傷つけず、かつ自由に移動させられるツールが望まれている。
これら10本の記事のうち、第2位「ピンセット」のテクノロジー記事と、第6位のメモリー市場記事、第9位のブログ以外の記事はすべて、ニュース解説というコラム記事である。このコラムでは、最も話題になった1週間以内のニュースを採りあげ、事実を積み増しして解説する。ビッグニュースのないときは解説すべきニュースを丹念に拾い上げるという地味な作業が待っており、独自の視点を加えてニュースを切るのがこのコラムの特長だ。このコラムの記事を拾い集めると2008年ニュースの全貌が見えてくるようになっている。