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4月によく読まれた記事トップ5は全て東日本大震災に関するもの

2011年4月に最もよく読まれた記事は、泉谷渉の視点「東日本大震災がIT産業に与える影響は巨大〜日本製材料が供給不足で作れない」であった。これは、IT産業を支える半導体産業がシリコン単結晶材料の不足によって世界の半導体そのものが作れなくなることを述べた記事だ。大手信越半導体の白河工場が被災したことによる。

次によく読まれた記事は、ニュース解説「半導体工場の部分再開が進む一方で、リスク分散も真剣に考える時期に来た」である。被害を受けた半導体工場が動き始めたが、災害のリスク分散について考慮すべきことを指摘した。

3番目によく読まれた記事は、ニュース解説「震災後の半導体生産、夏場の電力不足に対応する方策が続出」である。
夏場の電力需要に備えて、生産工場を海外へ移転したり、自家発電設備を備えたりするような方策が出てきている。

第4位は、ニュース解説「東北地震;生産始める半導体工場続出だが、Si結晶生産はいまだメド立たず」で、災害後の3月下旬には半導体工場再開のメドは立ったものの、シリコン結晶生産のメドが立たない様子を伝えた。第5位は、大和田敦之の視点「福島第一原子力発電所」である。福島第一原発の被害状況を解説、まとめたもの。

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