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TSMCの中国工場への米国半導体製造装置の輸入、ミシガン大学が自動車企業と共同で半導体製造を復活へ、超低消費電力AIチップをウェアラブルに採用

年末年始の世界のニュースを選びました。TSMCの中国工場に米国製半導体製造装置の輸入を米国政府が認可、ミシガン大学と自動車メーカーが強力し半導体製造を米国へ戻す、超低消費電力のエッジAIチップをスタートアップが10万個出荷、の3本です。

米国政府はTSMCの南京工場へ半導体製造装置の輸入を認めました。ロイターが報じたこのニュースは香港で発行しているサウスチャイナモーニングポスト(SCMP:South China Morning Post)や米国のtom’sHARDWAREなどでも報じられました。今回の措置は、2026年12月31日までの時限措置ですが、このニュースが流れてすぐに、韓国Samsungの西安工場、SK hynixの大連工場も同様な措置が認められました。

米国自動車企業の街、デトロイトに近いミシガン大学が、半導体製造がほぼTSMCに抑えられている現状に対して、米国での半導体製造の復活を狙っています。それは、2020年の段階でクルマの価格の約40%をエレクトロニクス製品が占めているからです。同大学はエレクトロニクス製品の中で最も重要な部品が半導体であり、1社独占の市場は好ましくないと考えています。

スタートアップのfemtoAIは、ウェアラブルやスマートグラス、スマート補聴器など低消費電力が絶対条件の機器にAIを搭載するという信念から生まれました。独自開発したSPU(Sparse Processing Unit)AIアクセラレータICをスマート補聴器向けに出荷し、大きく成長したようです。ちなみにfemto(フェムト)はpico(ピコ)の1000分の1を表す単位に使います。Nvidiaのプラットフォームで学習しました。

米政府、TSMCの中国工場へ米半導体製造装置の輸入を認可
全文:US grants TSMC annual licence to import American chipmaking tools into China, South China Morning Post (Hong Kong)/Reuters

ミシガン大学、米自動車メーカーと協力、半導体製造を米国へ戻す
全文:What it takes to bring semiconductor manufacturing back to the US, Michigan News, University of Michigan

スタートアップfemtoAI、超低消費電力のエッジAIチップを2025年に10万個出荷
全文:femtoAI’s Growth Signals Shift Toward AI on Every Device, Business Wire

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