今日のニュースを3つを採り上げました。欧州版CHIPs法案により約1200億円強の支援を2カ所のファウンドリに提供する、EV（電気自動車）トラックのスタートアップである米Rivianが5nmプロセスの独自AIチップを開発する、そしてSamsungとAMDが2nmプロセスのAIチップでTSMCを追い上げるという話です。いずれも日本へのインパクトが大きいからです。

EUのファウンドリへの支援はドイツの2工場に実施されます。EV開発はこれからの方向であると同時に車載チップにも5nmプロセスの必要性が生じるようになったこと、そしてファウンドリ2番手のSamsungとAIチップ2番手のAMDが手を組み、トップのNvidia、TSMCを追撃しようというニュースです。

欧州EUがドイツにあるGFのドレスデン工場とX-FABのエアフルト工場に6.23億ユーロを支援決定
全文：EU backs German chip fabs with €623m State aid, EE News Europe

EVトラックのRivianが自動運転向け5nmの独自AIチップを発表
全文：Rivian Unveils Custom Silicon, Next-Gen Autonomy Platform, and Deep AI Integration at Inaugural Autonomy & AI Day, Rivian Newsroom

SamsungとAMDが2nmAIチップの共同開発で話し合いを開始
全文：Samsung nears 2nm foundry deal with AMD as it closes gap with TSMC, New Electronics